こんにちは。
今回はコミュニケーションがテーマです。
私たちの生活はコミュニケーションで成り立っています。仕事でもプライベートでもコミュニケーションは大変重要です。
ではどうしたらうまくコミュニケーションができるのでしょう。
今回はコミュニケーションについて深掘りし、その種類やコミュニケーションを深める方法についてお話ししていこうと思います。
まずはコミュニケーションについての結論からです。
結論:コミュニケーションで大切なことは信頼関係の構築である。
理由についてはじっくりと見て言います。
今回の記事で分かること。
- コミュニケーションの種類
- コミュニケーションのポイント
- コミュニケーションを向上させる要素
- 信頼関係の構築について
- 傾聴について
コミュニケーションの種類
コミュニケーションの種類を見ていきます。
コミュニケーションには2種類あります。
- 言語的コミュニケーション
- 非言語的コミュニケーション
この2種類です。
それぞれ詳しく見ていきます。
言語的コミュニケーション
コミュニケーションという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?。
おそらく多くの方が、人と人とが言葉によって会話をしているシーンを思う浮かべるんではないでしょうか。
やっぱりそうですよね。
言葉=言語によるコミュケーションが「言語的コミュニケーション」です。私たちは仕事でも私生活でも言語的コミュニケーションを基本としています。
言葉による言語的コミュニケーションは「伝える」ことと「聞く・聴く」ことがベースに成り立っています。
ちなみに「手紙」や「メール」も言語的コミュニケーションですよ。「手話」だってそうです。最近でいえば「LINE」なんかも言語的コミュニケーションですね。
言語的コミュニケーションは「バーバルコミュニケーション」といったりもします。
ハイ、ここではコミュニケーションの1種類目として言語的コミュニケーションを覚えておいて下さい。
非言語的コミュニケーション
次は「非言語的コミュニケーション」です。もうひとつのコミュニケーションですね。「ノンバーバルコミュニケーション」とも言われます。
言葉を使う言語に対して、こちらは非言語です。非言語なんで言葉を使わないということです。言葉によらないコミュニケーション・・・あなたはどんなことをイメージしますか?。
ボディーランゲージなんて言いますよね。身体言語なんて訳されますが、これも非言語コミュニケーションのひとつです。
実はこの非言語コミュニケーション。大変重要なコミュニケーションなんです。
なぜか?。
それは、コミュニケーションの93%は非言語である・・・そんな法則があるんですね。その法則は「メラビアンの法則」と言われています。
メラビアンの法則
メラビアンの法則
感情を伝えるコミュニケーションをとる際に、どんな情報によって相手の印象が決定されるのかを検証した法則(話し手が聞き手に与える影響)。
その結果は
- 言語情報: 7%
- 聴覚情報:38%
- 視覚情報:55%
これを「7-38-55ルール」という。
この法則から、聴覚・視覚情報といった「非言語」の部分がいかにコミュニケーションにとって大きな要素かが分かります。
聴覚情報=声のトーンや大きさ、口調やテンポ
視覚情報=態度や仕草、視線や表情、見た目
こういった要素が言葉以上に相手の印象に与える影響が大きいということですね。
例えば、相手を褒める言葉を口では言ってても顔の表情がこわばっていれば感情が伝わらないということです。
例えば、どれだけ謝ったとしても、相手を睨みつけるような視線をおくっていては相手に反省は伝わらないということです。
このように非言語的な要素はコミュニケーションをとっていく上で欠かさない要素なのです。
もちろん言語が必要ないというわけではありません。要はバランスが大切なのです。ここは注意が必要です。
メラビアンの法則は「感情を伝える」という部分での法則です。全てのコミュニケーションに当てはまるわけではいので注意して下さい。
でも日常生活で感情を伝えることは多いの事実です。この法則を頭に置いて非言語的コミュニケーションを仕事や私生活に活かしていく必要があります。
この項ではコミュニケーションには言語と非言語の2種類があり、感情を伝えるコミュニケーションにおいては非言語が重要なウエイトを占めていることを理解しておいて下さい。
コミュニケーションを取る上で必要なこと
前項ではコミュニケーションの種類について見てきました。コミュニケーションにおける非言語の重要性が分かってもらえたかと思います。
ではコミュニケーションを向上させるために非言語とどう付き合っていくか・・・。
非言語コミュニケーションを紐解きながらコミュニケーションを向上させる要素をみていきたいと思います。
コミュニケーションのポイント
私、エヌヒロが考えるコミュニケーションのポイントをお話しします。
前項で見たようにコミュケーションでは非言語が超重要です。長く営業職だった私には良く分かります。
私自身の非言語の部分・・・聴覚情報や視覚情報はクライアントの判断に大きな影響を与えます。商売の成果を直接左右するものにすらなり得るものです。
また逆も同じで、クライアントの非言語の部分は私が感じる印象に大きな影響を与えます。
「このクライアントと取引すべきか」「どういった条件なら飲んでくれそうか」なんてことを頭の中で考え非言語な部分を読んでいるわけです。
そして数多くのクライアントと接してきた結果、私が掴んだ(体得した?)コミュニケーションのポイントがあります。
それがこれです。
コミュニケーションのポイント
コミュニケーションを円滑にするためには、非言語な部分を言語化する必要がある。非言語の言語化。
誰だってコミュニケーションはうまくやりたいものです(双方の色んな思惑を含めて)。
もしうまくいかない場合は「相手がどうだとか自分はこうだ」なんて原因を外に求めがちなんですが、コミュニケーションをとるもの同士円滑にやりたいのは双方同じなはずです。
そんな時にぜひ活用して欲しいのが相手の非言語な部分を言語化して返すということなんです。これこそがコミュニケーションの最重要ポイントです。
私の経験からいけば、これをやるだけでコミュニケーション能力の質が数段レベルアップします。それだけ重要な要素なのです。
1対1であろうが複数のコミュニケーションであろうが同じです。これをやった方が断然コミュニーションが円滑に進むのです。
コミュニケーションがコミュニケーション能力として機能するという言い方が良いかもしれません。
これを誰がやるかなんですが「分かっている人・理解してる人・感じている人・できる人」がやればいいと思います。
ただし、ここでいう非言語をどこまで深く捉えるかが問題です。前項で説明したことに加えて「相手があえて言いたくない部分」も入ってる可能性もあります。
ここを感じ取り「どう言語化していくか」は微妙にと言うか結構難しいところで、場合によってはコミュニケーションが壊れてしまうことだってあります。熟練が必要です。
非言語の言語化で大切なのは「相手の話を良く聴くこと」です。「聞く」ではなく「聴く」です。いわゆる「傾聴」することがキモになります。
傾聴とは「相手の話を真摯に聴く態度」だと考えて下さい。相手のことを良く観察し傾聴することが重要です。
コミュニケーションそのものは信頼関係で成り立っています。これがベースです。そしてその信頼関係の構築に必要なのが傾聴なのです。
お互いの信頼関係がなければ非言語の言語化は言うに及ばず、コミュニケーションそのものが成り立ちません。
傾聴を繰り返すことで信頼関係が構築できます。そうすることで相手の非言語的部分に気づき、それを言語化して返すことができるようになるのです。
コミュニケーションの成立のために必要なものは信頼関係の構築・・・その入り口が「傾聴」することなのです。
傾聴もまたコミュニケーションを向上させる重要な要素のひとつです。
次項ではそんな信頼関係を構築していくのに必要な「傾聴」について見ていきたいと思います。
信頼関係を構築する傾聴
私は営業経験が豊富です。22年の営業経験があります。信頼関係の構築に必要な「傾聴」については感覚的にできてしまうというのが本当のところです。
経験のなせる技と言いましょうか・・・(自慢になってしまいスミマセン)。
今キャリアコンサルタントとして多くのキャリアに悩む人たちの支援をしています。そんな場面でも「傾聴」は大変重要なんです。
傾聴による信頼関係の構築がなければ営業はできなかったし、ましてや人の悩みを聴いて支援するなんてことは決してできないことなのです。
私は傾聴を営業という実践的な実務で基礎を身につけカウンセリングの訓練でより深めましたが多くの人はどうやって身につけていけばいいのでしょうか。
実は私がキャリアコンサルタントの勉強中に学んだ「傾聴技法」というカウンセリングの技法があります。
それこそが「傾聴」を身につけるヒントなんです。
傾聴技法
傾聴技法とは、相手に積極的な傾聴の姿勢を示す手法のことです。
では傾聴技法ってどうやるのか?。私はカウンセリングの講義はできないんでコミュニケーション用として極簡単に説明します。
傾聴技法のポイントは4つ。
- 明確化
相手のあいまいな発言をハッキリさせる
「~ということですか?」「~という意味ですね」 - 反映
相手の感情に焦点をあて、その感情を返す
「~と感じるんですね」「気持ちは~ですね」 - 言い換え
感情以外の事柄を具体的に伝え返す
「言い換えると・具体的に言うと~ということですね」 - 要約
相手の色んな発言を整理して返す
「まとめて言うと~」「整理すると~」
技法なんて言うと難しく聞こえるかもしれません。実際にカウンセリングにおける傾聴技法は奥が深く簡単に習得できるものではありません。
でもここではコミュニケーションへの活用と捉え、あまり難しく考える必要はないと思います。
明確化・反映・言い換え・要約といった言葉も覚える必要はなく、どんなことなのかを感覚として掴めば大丈夫です。
後は実際のコミュニケーションの場でどんどん傾聴技法を使っていって下さい。
イメージとしては、相手の言語的・非言語的コミュニケーションに合わせて4つの傾聴技法を使い分けるといった感じです。
受けて返す・・・そんなイメージですね。
「これで良い」とか「合ってる」とかは気にせず、4つの傾聴技法を意識しながら「傾聴」に慣れることから始めてみて下さい。
そうすることでコミュニケーションがぐっと深まっていくはずです。
今回の記事のまとめ
今回の記事のまとめです。
- コミュニケーションの種類
- 言語的コミュニケーション
- 非言語的コミュニケーション
- メラビアンの法則
コミュニケーションの93%は非言語である
7-38-55ルール- 言語情報 7%
- 聴覚情報38%
- 視覚情報55%
- コミュニケーションのポイントは非言語の言語化
- コミュニケーションは信頼関係で成り立っている
- 信頼関係構築のポイントは「傾聴」
- 傾聴の姿勢を示す傾聴技法
- 明確化
- 反映
- 言い換え
- 要約
ここを押さえてコミュニケーションをうまくとっていきましょう。
最後に
今回はコミュニケーションについて見てきました。
採用関係でもコミュニケーション能力は企業側が人材に求める上位に位置しています。でも実際にコミュニケーション能力を高めるのは簡単ではありません。
今回の記事でコミュニケーションを深める方法を示しました。これを続けていくことがコミュニケーション能力を高めることにもつながります。
しかしそれは一朝一夕には身につくものではありません。それは多くのことを経験し、場を踏みながら身についていくものだと思います。
簡単ではないけど私たち人間にとって大切なコミュニケーション。
そんなコミュニケーションを意識し過ぎることなく、しかし程よく気にしながら少しでも深いコミュニケーションが取れるように努力していきたいものです。
最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。
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