【資産運用5】投資を始める!初心者の基本「長期・分散・低コスト」

マネープラン

こんにちは。

今回は資産運用の5回目、投資を始める初心者の基本を学んでいきます。

みなさんは投資を始めようと思った時に何を意識して始めますか?。

これまでの記事で見てきたように投資にはリスクが伴います。そのリスクを管理していくにはどうすればいいのか?。特に初心者は・・・。

キーワードは「長期・分散・低コスト」です

初心者が投資を始めるときに意識すべきことは「長期・分散・低コスト」です。

それはなぜか?。

今回はこの「長期・分散・低コスト」の意味するところを見ていくと共に、どういった金融商品を選んでいけばいいのかを学んでいきたいと思います。

今回の記事で分かること。

  • 投資における長期・分散・低コストの重要性
  • 初心者向きの金融商品

今回も基本を共有します。

投資を始める

今回のテーマは「投資を始める!」です。

大切なお金をしっかりじっくり資産運用していくということで始めた「資産運用」シリーズですが、いよいよ実際の資産運用・・・特に投資について考えていきたいと思います。

とは言え、投資にはリスクがあることを私たちは知りました。そのリスクをどうしていけばいいのか。

でも思い出して下さい。資産運用におけるリスクって「危険」という意味ではなく「価格の変動幅・ブレ幅」でしたね。

じゃー投資上のリスクをどうするかといえば、その変動幅を管理していくということになります。

分散投資とポートフォリオの記事でも触れましたが、値動きの違う複数の投資先に資産を分散することで安定したリターンを期待する。

いわゆる「リスクを管理する=リスクマネジメントしていく」ということです。

こうすることで私たちはリスクを意識しながらも管理することで投資と向き合っていけるのではないかと私は考えています。

それでは私たち初心者が投資をするにあたって最も基本になることって何でしょうか?。

色んなことがあるのは事実ですがまずは基本です。基本をしっかりインプットし実際に投資をしながら学びを深めていく。

何をするにもこれが勉強の王道です。机に座ってばかりいても実態は分かりません。頭でっかちになるばかりで肌感覚が伴わない。行動が大切。

「買う・持つ・売る」を経験しながら投資の知識を学ぶ。投資をやりながら勉強していくというスタンスが重要です。

そして投資を始める初心者にとって最も基本的なことが「長期・分散・低コスト」なのです。

次節ではこの「長期・分散・低コスト」について詳しく見ていきます。

長期・分散・低コストとは

長期

まずは「長期」について見ていきます。

投資における「長期」とは「運用期間を長く設定する」ということです。長期運用や長期投資といった使い方をします。

これは時間をかけて資産運用することで長期的に資産を増やしていこうという考え方です。逆に言えば資産を増やすには時間がかかるということでもあります。

投資は単にリターンだけを求めるものではありません。投資をするということは世の中の経済成長を期待して、そこに資本参加するということです。

成長には当然時間がかかります。

あなたの資本を世の中の経済活動に投入することで経済成長を時間をかけて応援する。そして成長した経済主体からリターンを得ていく・・・これが投資なのです。

だから即リターンが得られるなんてあり得ないのです。そんなものは「博打:バクチ」です。

ただし長期投資をすれば必ず儲かるというわけではありませんよ。長期で資産を運用することでリスクを管理しながら投資をしていくことができるということです。

またそこで得た収益をさらに投資に回すことで複利効果も大きくなっていくのです。

分散

次に「分散」です。これは資産運用の4回目でも触れました。

値動きの違う複数の投資先に資産を分散して運用すれば、リスクを分散しながら安定したリターンを期待することができるという考え方でしたね。

要は価格の変動幅・ブレ幅をトータルで軽減するというのもです。

「分散」の意味は、ここでは「投資先(金融商品)」と「時間」と理解して下さい。

投資先の分散については上記に書いた通りですね。

時間の分散については、あなたの資産を一度に投資するのではなく時期を分散して投資していく考え方です。

時期をずらして金融商品を買っていくということですね。時間の分散も価格の変動幅・ブレ幅をトータルで軽減することには違いはありません。

さらに「地域の分散」「通貨の分散」があることも頭に置いて下さい。

低コスト

最後に「低コスト」についてです。

投資には手数料というコストがかかってきます。金融商品の手数料のことですね。

例えば投資信託であれば「買うとき・保有中・売るとき」に支払わなければならない手数料(信託報酬等)があるんですね。

そんな手数料といったコストが低い金融商品を選ぶというのが「低コスト」ということです。

投資信託の信託報酬といった運用コストは、運用期間が長くなればなるほどボディーブローのように大きな影響を及ぼしてきます。

当然「低コスト」に越したことはないわけです。

投資自体の結果を事前に予測するのは非常に難しいことです。だから手数料といったコストに目を向け投資収益を少しでも大きくした方がいいに決まっています。

「手数料は投資収益に影響を与える、マイナスになる」・・・こういった認識が必要です。同じ内容の金融商品であれば低コストの金融商品を選ぶべきでしょう。

最近は購入時手数料がゼロの「ノーロード型投資信託」と言われるものも増えてきて手数料の引き下げ競争も激化しています。

しっかりとコスト意識を頭に置いて投資に向き合って下さい。

ちなみに手数料というコストと並んで投資収益に影響を与えるものとして「税金」があるということも覚えておきましょう。

それでもリスクはなくならない

くどいようですが、資産運用上のリスクは価格の変動幅・ブレ幅の大きさです。幅が大きければリスクは大きく。小さければリスクは小さい。

ただし幅に合わせたリターンしかないのも事実です。幅が大きければリターンも大きく、幅が小さければリターンも小さい。資産運用の真理です。

初心者はやはりリスクの幅が小さい金融商品から入門した方が無難です。

そして実際に小さな投資をしながら投資を肌感覚で学んでいく。並行して投資に関する勉強で知識を深めステップアップしていく方がいいと思っています。

投資の目的は人それぞれです。あなたが投資をするのはなぜか?。目標はどこか?。どれくらいの資産を持っているのか?。そしてどれだけ運用するのか?。

ひとつの金融商品が全ての人にマッチすることはありません。しっかりとあなたの目標や資産にあった投資を行っていくことが重要なのです。

これは自分のリスクに対する許容範囲を知るということです。そして許容できるリスクによって収益の大きさも決まります。

自分の許容範囲も知らずに投資を行っては、いくら「長期・分散・低コスト」といってみてもリスクマネジメントにはなりません。

自分をしっかり管理することもリスクマネジメントだということ、そしてそれでもリスクはなくならないということをしっかり認識しておいて下さい。

どんな金融商品を選んでいくか

ここまで「長期・分散・低コスト」の大切さと意味を見てきました。

この項では実際に初心者がどんな商品を選んでいけば良いかを考えていきたいと思います。

投資信託

投資の入門は投資信託からがおすすめです。

投資信託
投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが運用する金融商品。「ファンド」とも言われる。多くが株式・債券・不動産などへ分散投資するためリスクを抑えた投資が可能。

要は大勢の投資家たちから資本を集めて、その集まった資本を株式や債券、不動産などで運用していく金融商品ってことですね。

初心者におすすめの理由はこれです。

  • 運用を任せられる
  • 小額から投資を始められる
  • リスクを軽減できる

こんな理由があげられます。

投資のプロであるファンドマネージャーが運用をやってくれるんで、投資や金融の知識がなくとも投資を始められるわけです。

しかも小額から始められて分散投資してくれるんでリスクも軽減できます。

ただし投資信託も色んな種類があります。ということで初心者に向いた投資信託を次項で見ていきます。

インデックス型投資信託

初心者には「インデックス型投資信託」がおすすめです。

まずは説明から。


インデックス型投資信託
日経平均株価やTOPIXといった経済指標(インデックス)に連動する投資信託
経済指標が上がれば運用成績は上がり、下がれば成績も下がる

なぜ初心者におすすめかというと。

  • 長期投資に向いている
  • 小額から始められ分散投資ができる
  • シンプルな金融商品のため手数料が安い
  • 経済指標に連動しているので分かりやすい

この辺りがおすすめの理由です。「長期、分散、低コスト」ですね。

初心者にとって始めやすい投資信託だと思います。

つみたてNISA

さらに、これから投資信託を始めるのであれば「つみたてNISA」などの非課税制度を利用しましょう。

「つみたてNISA」は国が準備した制度なんです。NISA(小額投資非課税制度)の積立版です。

通常であれば資産運用で得られる収益には20%程の税金がかかります。100万円sの収益が出たら20万円は税金に取られてしまうってことです。

しかし「つみたてNISA」を使えばその税金が免除されるという制度なんですね。ありがたいですね。これを利用しない手はないでしょう。

「つみたてNISA」のポイントです。

  • 年間40万円まで投資が可能 × 最大20年 = 合計800万円運用できる
  • つみたてNISA枠での運用益は非課税
  • 金融商品は自分で選ぶ

そうです「つみたてNISA」は金融商品を自分で選ぶ必要があるんです。

ここに「インデックス型投資信託」を選ぶってことですね。

年間40万円まで投資が可能ってことは、33,333円/月まで投資ができるってことです。この辺りも初心者におすすめの理由ですね。

今回のまとめ

今回の記事のまとめです。

  • 初心者が知っておく投資の基本は「長期・分散・低コスト」
    • 長期:運用期間を長くすること
    • 分散:投資先・時間・地域・通貨を分散させる
    • 低コスト:安い手数料を選ぶ
  • 投資においてリスクはゼロにはならない
  • 初心者におすすめの金融商品
    • つみたてNISA枠でインデックス型投資信託を買う

投資をしながら勉強し理解を深めていきましょう。

最後に

今回は初心者が投資を行うにあたっての基本である「長期・分散・低コスト」について見てきました。

投資の勉強をしてて思うのは、投資のプロでも意見が違うと言うことです。

今回の「長期・分散・低コスト」についてもプロの多くが口を揃えて言うことではあります。しかしこの3つを個別に見ていくとプロの意見も微妙に違ったりしています。

経済ニュースを見ていると「○○証券の※※さん」って優秀であろう社員さんが出演し、時局の見方や将来展望を語っています。

その分析は一定の説得力があるのは事実です。しかしそこで語られた、特に将来展望なんかがバッチリ当たったことなんてほぼありません。

もちろん彼・彼女らは予想屋じゃないんでそれは当然と言えば当然のことです。商売の思惑ももちろん絡んでいることでしょう。

ということは、プロの意見は参考にはなっても最終的に判断するのは自分自身だということです。

だからこそ勉強が必要なんです。

資産運用は難しいもの投資は分からない・・・そう言って遠ざけてしまっていては、いつまでたっても金融リテラシーを高めることはでないのです。

資産運用を勉強し投資をやるには経済も勉強する必要があります。社会や国際情勢、政治だって勉強しなければなりません。

世の中の動きにはそういった事象全てが複雑に絡んでいるのです。

投資を勉強することは世の中全体を俯瞰すること・・・ある意味面白いですよね、やり甲斐がある。

私たちはしっかりと勉強することができるはずです。資産運用の目標を決めることもできるしリスクに対する自分の許容範囲も理解できるはずなのです。

しっかりと勉強し自分を理解することで生活に立脚した資産運用を行っていきたいものです。

最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。

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