こんにちは。
今回は大学生向けの記事になります。
新卒一括採用に変わり「通年採用」の導入が進んでいます。通年採用になると、これまでの就活の常識が通用しなくなる可能性があります。
これまで以上に、個々のスキルが問われるようになるでしょう。
そこで私がおすすめするのが、3つのスキルを学生時代に学んでおくことです。
3つのスキルとは「IT・語学・営業」のことです。
3つのスキルを学生時代に学んでおけば就活はもとより、その後のキャリアを有利にすすめる可能性が高まります。
ということで、今回は学生時代に学ぶべき3つのスキルについて深掘りしていきます。
今回の記事で分かること。
- 学生時代に学ぶべきスキル
- スキルの学び方
- 学んだスキルの磨き方
超実践的な記事になっています。
変化する就活環境
大企業を中心に新卒一括採用から通年採用への移行が進んでいます。
新しい取り組みが始まろうとするとき、必ずといっていいほど抵抗が生まれます。今回も色んなところから様々な意見が飛び交っているようです。
でも、新卒一括採用という世界的に見てもレアな採用環境から通年採用への移行という流れは、おそらく止まらないでしょう。
実際、就職協定などあってないようなものだったし、通年採用を行っていた企業も多かったのが事実です。
今後は大企業、ベンチャー企業、中小企業が入り乱れての人材獲得競争が広がっていくことでしょう。
人材獲得市場においては、中途採用者は言うに及ばす外国人も加わってくる可能性が高い。もちろん、留学から帰ってきた学生や留学生たちも通年採用戦線に加わってきます。
大学生が学校の勉強だけをしていれば良い時代は終わろうとしているのです。
就活を勝ち抜いていくだけでなく、その後のキャリアを主体的・能動的に積上げていくために「何ができるのか」という「competence:能力」が問われています。
私は、通年採用やジョブ型雇用といった就活や雇用環境の変化についての記事も書いています。
詳しく知りたい方はぜひ目を通してみて下さい。就活を勝ち抜いていくためのポイントを分かっていただけるかと思います。
そのためには、早い時期からのキャリアプランニングが欠かせません。キャリアプランニングについてはこの記事に詳しく書いています。
学生時代に学ぶべきスキルとは
結論から言うと学生時代に学ぶべきスキルはこの3つです。
- IT
- 語学
- 営業
3つのスキルをセットで学ぶ。これが、就活を有利に進めるポイント。そればかりでなく、入社後は稼げるビジネスパーソンになっていけるはずです。
では、なぜこの3つのスキルセットなのか…説明します。
ITスキル
世の中はIT社会です。日々ITの恩恵を受けながら生活しています。
ITの世界は日進月歩。その進化のスピードは目覚ましく、ついていくことさえ難しい状況になってきています。
ITスキルは、これからサラリーマンになるにしろ、フリーランスや起業を目指すにしろ必要になる最重要スキルだと考えて下さい。
ITスキルについては「ITスキル標準(ITSS)」として2002年に当時の通産省(現経済産業省)が策定済みです。
「IT標準スキル」は、ITサービス関連に必要とされるスキルを職種や専門分野ごとに体系化した指標であり、ITサービスに携わるプロフェッショナルを育成する場面で活用されています。
ここからも、今後仕事をしていく上でITスキルが必要不可欠なものになることは間違いありません。
たとえITエンジニアにならなくても、システムを構築する際にはエンジニアとの打ち合わせが必要になることが考えられます。そういった場面で、ITの知識やスキルが必要になるのは言うまでもありません。
これからの社会で働きビジネスを行っていくためには、ITスキルを身につけることが必須であると考えてください。
ITスキルの入り口としては、プログラミングを学ぶのが最適です。AIやIoTの世の中を読み解くためにも、プログラミングを学んでおくことは決して無駄にはなりません。
今はスマホが全盛の世の中です。情報社会の主役はパソコンからスマホに移っています。だからこそパソコンを使ったプログラミングスキルが差別化として生きてくるのです。
語学スキル
次は「語学スキル」です。特に世界共通語である「英語」ですね。
最近は、小学校の教育現場にも取り入れられている「英語」ですが、大きな成果は上がっていないような気がします。
外交の分野でも、日本が世界に伍していけない理由のひとつに「言葉=英語」の問題があるのは事実でしょう。
デジタル社会が高度に発達した今、グローバル化は避けて通れない。ビジネスの現場でもグローバル化は加速度的に進んでいます。
英語に並んで最近は、「中国語」も重要になってきていると感じています。
ビジネスでも中国がらみの案件は、今後増えることはあっても減ることはないだろうと思います。中国への出張も増えてくることでしょう。
いずれにしても、自分の意志を伝えたり細かいニュアンスを感じ取ったりするのは、やはり「言葉による会話」なのです。
日本語はもちろん大切です。しかし同様に世界共通語である「英語」を話せるようになることも非常に重要。「中国語」も負けていません。
プログラミングと英語を一気に学ぶ「kredo IT留学 オンライン」講座についてはこの記事に書いています。ご一読を!
営業スキル
学生時代に身につけるべきスキルの3つ目は「営業スキル」です。「えっ!?」と思われた方もいるかもしれません。しかし営業スキルが重要なんです。
なぜか…?
日本企業のトップは文系が多いって知ってますか?。理系より文系の社長が多いんです。理系、特にエンジニアは文系に「使われてる!」現実があるんですね。エンジニアの方々ゴメンナサイ。でも現実なんです。
なぜそんなことになるのか?。その理由こそ「営業」なんです。「営業スキルの差」なんです。加えて言えば「マネジメント能力の差」なんですね。
どれだけ高い知識があっても、どれだけ突出した技術があっても、その知識や技術を売り込めなければ「お金」にはならない。
何を売るにも営業力…売り込むための交渉・折衝・根回しが欠かせない…恋愛だって同じですよね。
営業スキルが高いとマネジメントの能力も高い。なぜってモノを作って売っていくためには多くの人が関り、それをまとめないといけないから。
クライアントの要望を聞き会社に伝える。会社の利益を考えクライアントに納得してもらうため交渉・折衝を重ねる。そして商談をまとめ上げる…これこそ営業でありマネジメントなわけです。
ここの部分がどうしても営業経験を積んだ文系の方が理系より強いんです。だから、会社のトップは文系が多いことになってしまうんだと思います。
私としては、理系に営業スキルをつけてもらい会社のトップになって欲しいという強い願望があります。アメリカのGAFA+Mなんかてトップは理系ですよね。
理系の人材が営業スキルを獲得し会社のトップになっていく。そんな時代が当たり前になったら、文系のトップと切磋琢磨しながら世界と戦っていけるようになるんじゃないかと個人的には思っています。
しかし理系の人材は、就職したらエンジニアの道を歩むようになるのが一般的な日本のキャリアです。だからこそ、学生時代に営業スキルを身につける必要がある…そう思います。
学生時代に学ぶべきスキルの3つ目は「営業」です。「営業スキル」大変重要なスキルです。
営業についてはコチラの記事もどうぞ。
スキルを身につける方法
ITスキルを身につける方法
ITスキルについての入り口は、プログラミングだと言いました。IT系の仕事をしていく上で絶対に欠かせないベースとなるスキルだからです。
このプログラミングのスキルを、学生時代にどうやって身につけていけばいいのでしょうか。
プログラミングを学校で学べる学部の方は、しっかり学んでください。ここではそういった環境にない方に向けて方法を紹介します。
方法は2つです。
- 独学
- オンラインスクール
ひとつずつ見ていきましょう。
独学
なるべくお金をかけたくないということであれば独学になります。しかし全くお金をかけずに学ぶことは非常に厳しいのが現実です。
おすすめはUdemyです。豊富なコースの中から比較的安価に講座を受講することができます。中には「えっ!?」という割引になっているコースもあります。
Udemyの良い所は完全オンデマンド方式で、いつでも好きな時間に受講でき学習期限もありません。講義に納得できなければ「30日以内に返金」の申請も可能です。
オンライン講座
学ぶことに関して言えば、独学は継続が難しい。継続は自分との戦いでもあります。
そんな状況の強い味方になってくれるのが「オンラインスクール」です。独学とは違って非常に高い学習効率でプログラミングを学ぶことができます。
オンラインなので通学することなく時間的にも大きなメリットがあります。
もちろん費用がかかるんで余裕のある方限定ではありますが、こういう費用は自分への投資です。
プログラミングを身につけキャリアを積み上げていくと、その投資は取り返すことができるはず。その意味では将来のキャリアへの先行投資といった意味合いが大きい…そう感じます。
オンライン学習やプログラミングのオンラインスクールについては詳しい記事を書いています。ぜひ参考にして下さい。
語学スキルを身につける方法
英会話に関してはネット上にも良質のコンテンツが多くアップされています。YouTubeで探せば数多くの英会話の独学教材が見つかると思います。
また古典的(?)ではありますが、テレビやラジオの英会話コンテンツも根強い人気があります。
一番問題になるのが「自分の意志で話す」ことです。
私も経験があるんですが「聞く」ことに関しては結構できるようになると思います。耳が慣れてくれば驚くほどの成果が出てきます。
しかし話すこと…特に「自分の意思」を話すことが従来型のコンテンツではどうしても難しいという現実があります。
そんな状況での強い味方は、やはりオンラインで英会話を学ぶことです。
マンツーマン授業を行うオンライン講座も多くあり「自分の意志を話す」という最大の問題もクリアにしてくれます。
多くのオンライン英会話がありますが、これも記事にまとめています。読んでみて下さい。
営業スキルを身につける方法
最後は営業スキルです。学生時代にどうやって営業スキルを身につけるのか?。営業スキルを身につけることは簡単とは言いませんが、そう難しくもありません。
おすすめの方法は「客商売のアルバイト」をすることです。特におすすめなのが「水商売」と「コールセンター」です。
水商売はジャンルが広いですが、何でもOKです。お酒という商品でお客に商売をしていくことは、単なる社会勉強を越え実践的な営業スキルを身につけるのに最適です。
「酔っ払いは嫌い」なんて言わず、酔っ払いの生態を知っておくのも営業スキルのひとつです。
コールセンターも同じです。商品や支払いの説明、問い合わせへの対応はまさに営業そのものですし、クレーム処理を社会に出る前に経験できるのが何より大きい。
しかも対応は全て言葉という…ある意味「営業スキル」を鍛える最高の場ではないかと私は思います。
「きつい」とか「メンタルやられそう」なんて先入観は捨てて飛び込んでみて下さい。今までとは違ったイメージを持つかもしれませんよ。
営業スキルを身につけるために「水商売」と「コールセンター」でのバイトは超おすすめです。
「在宅コールセンター」というシステムもあります。この記事をご覧ください。
学んだスキルは使って磨く
学生時代に学ぶべき「IT・語学・営業」この3つのスキルの大切さ、そして身につける方法を見てきました。
身につけたスキルは磨いていかなければなりません。スキルをアウトプットするということです。アウトプットし磨き上げられたスキルは「あなたの実務経験」になっていきます。
その実務経験は、通年採用という採用環境で最強のスキルとなり、あなたの就活を有利にしていくことでしょう。そして将来的な働き方の選択も広がっていきます。
各スキルの磨き方・アウトプットの方法です。
ITスキル
ITベンダーやSIerといったIT系企業で長期インターンシップを行う。
加えてクラウドソーシングで仕事を受注してみる。
長期インターンシップは今や当たり前。探すのに苦労しません。ITベンダーやSIerは中小企業やベンチャー企業の方が内容の濃い仕事ができるかもしれません。
クラウドソーシングで仕事を受注することについては次の記事を参照下さい。
語学スキル
塾・家庭教師・語学スクールでアルバイト。
留学。
語学力に自信のある人はクラウドソーシングで翻訳や通訳の仕事も受注できます。段階的にステップアップしてみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシングでスキルをアウトプットすることについては、この記事にも書いています。
営業スキル
水商売・コールセンターのアルバイトを続ける。
営業スキルは身につける方法がアウトプットすることとイコールです。アルバイトを続けることで営業スキルを磨き上げていって下さい。
最後に
学生時代に学ぶべき3つのスキルを見てきました。実際この3つのスキルをセットで持っていることにより、通年採用という新たな採用環境を有利に乗り越えていけるはずです。
加えて言うならば、将来稼げるビジネスパーソンへの近道にもなっていくはずです。
最初に言いましたが、これからは大学生が大学での勉強ばかりで評価されることが難しくなっていく時代です。
通年採用という採用環境では、多くの強力なライバルたちと内定獲得に向けた競争をしていかなければなりません。
その競争を勝ち抜いていくためにも「IT・語学・営業」この3つのスキルをセットで「できるだけ早期」に身につけ磨いていくことが重要です。
大学時代は「モラトリアム」と揶揄された頃もありましたが、今後は社会に出るための極めて重要な時間になっていくことでしょう。
今後も学生の方々への有益な情報を発信し、社会に刺激と変化を与える人材を後ろから支えていきたいと思っています。
最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。
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