大学生の就職活動はインターンとビジネス経験で勝ち抜く!実務経験のすすめ

採用

こんにちは。

今回は、大学生が就職活動をどう勝ち抜いていくかを解説します。通年採用が常態化する中での必勝戦略とは…。

キーポイントはインターンシップとビジネス経験!

経団連と大学側が、通年採用拡大について合意したことは前回の記事でお伝えした通りです。ではそこに向けて大学生はどう対処していくのか…掘り下げていきます。

じっくり読んでください。

今回の記事で分かること。

  • 大学生が実務経験を積む方法
  • 通年採用への対処法


大学新卒も実務経験が必要な時代

前回の記事【新卒一括採用崩壊】通年採用を勝ち抜く思考法【学生も経験が大切】、ここで私は、大学生の通年採用への対応方法として以下のことを提案しました。

  • 明確なキャリアビジョンを描く
  • 就職先を見越したゼミや研究室の選択
  • 専門性を高める
  • 長期インターンシップの活用(大学での専攻に紐づいた実務経験)
  • 自分でビジネスを立ち上げる
  • サークルや部活を頑張る
  • SNSで情報発信しネットワークを広げる
  • ボランティア活動を積極的に行う

通年採用が当たり前になっていく時代、その中で必要になることをキャリアコンサルタントとして提案させていただきました。

そして今回、その中でも特に重要な

  • 長期インターンシップの活用(大学での専攻に紐づいた実務経験)
  • 自分でビジネスを立ち上げる

以上2点について詳しく解説していきたいと思います。

通年採用になるということは、

  • 終身雇用、年功序列、新卒一括採用といった日本型経営の崩壊
  • ジョブ型雇用の導入

ここが迫っている…ということです。「迫っている」と表現したのは、日本型雇用の崩壊!なんて20年近く前から広く言っているのにも関わらず、実際一向に変わる気配がないからです。

しかし、もう限界でしょう!…それはジョブ型雇用の導入でも明らかです(ジョブ型雇用は日本型雇用とは相いれません!)。

では、採用試験はどうなるのか。

  • ライバル(中途採用者、留学経験者、海外留学生)の多様化
  • 採用試験のハイレベル化(即戦力が求められる)

こうなっていくとが予想されます。

ここを勝ち抜くためには、

  • 長期インターンシップの活用(大学での専攻に紐づいた実務経験)
  • 自分でビジネスを立ち上げる

ここを頭に置き、高い専門性と即戦力としての実務経験が絶対に欠かせません。

必要になるのは、早い段階でのキャリアプランニング

その必要性については、こちらの記事を参考にしてください。

これまで大学生の期間は「モラトリアム」などと揶揄されることもありました。

モラトリアム(moratorium)
大人になるまでの猶予期間を指す。元々は金融用語で「支払い猶予」「一時停止」を意味する言葉であるが、心理学者E・Hエリクソンによって「大人になるために必要であって、社会的にも認められた猶予期間」として導入された「心理社会的モラトリアム」の概念である。ただし日本では「大切な時間を無為に過ごし無気力な状態」など、否定的意味で用いられることが多い。

もう日本的な「モラトリアム」は通用しない時代になっているのです。

しっかりした目的やキャリアビジョンを持って大学に進学し、高い専門性を身につけるばかりでなく、実務経験まで問われる時代になってくるのです。

実はこれ、当たり前のことなんです。

見方や考え方を変えれば、頑張った人にとっては「より充実したキャリア」が送れる時代の到来でもあります。

時代の変化に翻弄されることなく、主体的・能動的に行動していくチャンスが来ていると言ってもいいのです。

ジョブ型雇用については、この記事を参考にしてください。

大学生が実務経験を積む方法

長期インターンシップに参加する

専門的なスキルを獲得し実務経験を積むには、長期インターンシップに参加することをおすすめします。実際、その重要性は増すばかりです。

長期インターンシップについての概略を念のため記します。

  • 期間:3ヶ月以上
  • 給与:有給
  • 学年:不問
  • 業務:社員と同じ業務内容

期間については色んな見方がありますが、3ヶ月以上が妥当ではないかと私は思います。

勤務時間については、企業によって異なりますが、

  • 勤務日数:週2日~週3日
  • 勤務時間:5時間程度/1日
  • 時間帯 :9時~19時など

これが一般的です。ただし、学業との兼ね合いが最大の問題です。

そういう場合は、

  • 土日に働けるインターンシップを探す
  • 夕方から働けるインターンシップを探す
  • 勤務時間が短いインターンシップを探す
  • リモートワークが可能なインターンシップを探す

こういった視点でインターンシップ先の企業や職種を探すことでクリアすることができます。もちろん企業サイドと交渉することも可能です。

次にインターンシップ先の探し方です。

企業のホームページでも良いのですが、「長期インターンシップ  おすすめ」でググルのも方法ですね。

最近は、長期インターンシップの募集サイトも多くできています。その一例です。

  • キャリアバイト
  • infraインターン
  • JEEKインターン
  • ゼロワンインターン
  • エンジニアインターン
  • Goodfind
  • 外資就活ドットコム

スキルの習得や実務経験を積み上げるため、自分に合った方法でインターンシップ先を見つけて、企業をうまく活用していってください。

海外インターンシップを利用する

海外インターンシップの利用もスキルを高め実務経験を積むには有効です(最近は、コロナ禍で難しくなっていますが…)。

通年採用により、人材の多様化がさらに進んでいくはずです。その中で、海外でインターンシップを経験しておくのは、実務の証明として大きな実績になります。

国内企業のインターンシップに加えて、海外企業でもインターンシップを行う。完全アウェイの環境で自分をブラッシュアップする。こんな経験は大学時代でないとできない、だからこそ必要なのです。

コロナ禍が明けたら、ぜひ一考を。
※有給・無給があるのでしっかり調べてくださいね…ググれば出てきます。

自分でビジネスをする

私の一押しです。スキルアップし実務経験を積むには、自分でビジネスをやるに限ります。

最近はビジネスもやりやすくなっています。今現在の自分の能力を振り返り、ぜひ「お金を稼ぐ」という経験を経験してください。

自分を振り返る方法はこの記事に書いています。

ビジネスをやることで、面接ではあなたが優位に立てるかも・・・だって、面接官は自分でビジネスなんかやったことないかもしれません…というか、ほとんどやってませんよ!…自分では。

仮にビジネスがうまくいかなくても、「ビジネスをやった経験」は就職してからの実務に大きく役立つはずです。どんどんビジネスを行い実務経験を積んでいきましょう。

起業のため知識の習得

自分でビジネスをするにあたり、起業のためのノウハウを学びたいという人も多いと思います。ノウハウの習得は、結果的に実務経験のノウハウになっていくものです。

できれば早い時期から知識を習得しビジネスに取組む…このシナリオが、これからの時代を生き抜くための欠かせないメンタリティを育てると私は思います。

コチラの記事も参考になりますよ!。

最後に

今回は、大学生が実務経験を積み、通年採用を勝ち抜いていくための具体的な方法を見てきました。

学生の通年採用についてはこれから本格的になっていくはずです。

ポイントは実務経験です。学生がそれをどうやって積み上げていくのか。今回の記事はそこにポイントにお伝えしてきました。

いつもお話ししますが、大切なことは「主体的・能動的」に「ありたい自分」を求めていくことです。社会への入り口に立っている学生の方にこそ強調しておきたい…そう思います。

最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。

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