こんにちはエヌヒロです。今回は転職をする前に考えておきたいポイントをお伝えしていきます。
私は3回の転職経験があります。その中で気づいたことや転職するにあたり考えておいた方が良いことを今回記事にしています。
色んな事情で転職を考えている人も多いことでしょう。でも転職はそれなりに緊張やストレスを伴います。
一歩踏み出す前に肩の力を抜いて読んでみて下さい。
今回の記事はこんな人のお役に立ちます。
- 転職したい人
- 転職を迷っている人
- 転職に失敗した経験がある人
- 転職を考えざるを得ない人
- 転職についてどう考えたらいいか分からない人
- 転職したいけど何から始めたらいいか分からない人
こんな人は必見の内容になっています。
転職が当たり前の時代
昔と違い最近は転職が当たり前になったような気がします。働く私たちの意識も随分変わったとつくづく思ったります。
私たちの転職に対する意識が変わったこともありますが終身雇用や年功序列の崩壊といった日本の雇用環境が変化したのも事実です。
こういった雇用環境の変化は今後ますます進み後戻りすることはないでしょう。
少子高齢化といった根本的な問題をかかえる日本はなおさらです。
雇用環境の変化や働き方の多様化についてはこれまでも何度かお伝えしてきました。大きなものを簡単に復習しておきます。
- 在宅勤務やテレワークの増加
- 大企業を中心としたジョブ型雇用の導入
- 黒字リストラや45歳定年制の増加
- コロナ禍による失業率の増加
- AIや5G、DXの進化による職務の消失
こういった変化は嫌でも私たちを包み込んでいきます。
激変する社会の中で私たちがどうすればいいのかもすでに記事にした通りです。
今回はこういった環境の変化に対応するための転職も考えていこうと思います。
じゃーいざ転職を考えるとき私たちは何をポイントに考えていけばいいのか・・・そこも深掘りしていきます。
その前にまず転職の色んなパターン(きっかけ)を見ていきたいと思います。
転職のパターン
ここでは人が転職を考えるきっかけはどういったものがあるのか見ていきます。
「良い転職」「悪い転職」なんて言い方は乱暴ですね。「成功する転職」「失敗する転職」がいいんでしょうか。
というのは転職が成功するか失敗するかは私の経験上「転職の動機」に大きく左右されます。
「転職後の成功」という部分を頭に置きいくつかのパターンを見ていきましょう。
将来のキャリアへの布石
これは将来の自分のキャリアを見据えそのキャリアの実現のために転職をするというパターンです。
あるキャリアを実現するためには現状維持では無理な場合も多いですよね。常に今後を意識して日々働いている人には良く分かってもらえるのではないかと思います。
転職の動機付けとしては大変崇高な部類に入るのではないかと思います。
こういった動機付けで転職を考える場合、相当な下準備がなされているはずです。そうでないとこんな考え方ができるはずはありません。
私がこのブログで頻繁に言っている「自己理解」や「仕事理解」また「主体的かつ能動的なキャリア形成」こんなことがしっかりできている人と思われます。
加えてライフプランも・・・。
逆に言うと転職を考えるときはこういった動機付けのもとに転職をすると成功する確率が高いのです。
若い頃から将来を見据えそこから逆算する形で今のキャリア(転職)を考える。これってキャリア形成の上からも主体性の側面からも理想ではないでしょうか。
こういった戦略的な転職は成功する確率が高いものとなるでしょう。
スキルアップのための転職
自分にないスキルを獲得するための転職ということです。これも動機付けとしてはレベルが高いですね。
だって将来を見ているから・・・。
自分の振り返りができているからこそ自分が持っていないスキルが分かるというもの。この時点で成功する転職に大きく近づいています。
ただし求めるスキルがどういったものかというのはよく考える必要があります。
なぜか・・・?。
全く持っていないスキルを身につけようとする転職の場合、業種にもよりますが年齢が大きく関係してきます。
オジサンに対しそんなに優しい会社は皆無と思った方が身のためです。
そんなオジサンがスキルアップの転職を望むのであれば今あるスキルをどう伸ばせるかを考えて下さい。
また転職がベターなのかも熟考して下さい。
反面若い方がスキルアップの転職を望むのは大いに有りですね。
今あるスキルをアップさせる転職はもちろんのこと無いスキルが欲しい場合でも転職できる可能性は高いと思います。
これはもう若さの特権です。
ただ当然ですが自己理解や仕事理解を十分にやり今後のキャリア形成のための転職という意識は失わないようにして下さい。
ヘッドハンティング
「引き抜き」なんて言い方もありますね。
ヘッドハンティングは突然話が舞い込む場合も多いと思います。
ただ多くの場合あなたを知っている人からの声掛けになるので、あなた次第では話がトントン拍子に進むことだってあるでしょう。
注意点として受け身にならないようにして下さい。
あくまでも対等な立場で意思決定するようにして下さい。今後のキャリアライフプランは必須ですよ。
それと注意点をもうひとつ。
ある日突然・・・ここまでは同じなんですが見知らぬ人からヘッドハンティングの電話がかかってくることがあります。
皆さんは経験ありませんか?。
私は経験ないんですが友人は何回か経験してます。そして彼の場合ですが話に乗り「すべて失敗」に終わっています。
失敗とは転職できなかったのではなく転職しその後が続かなかったということです。
もちろんあなたが失敗すると言っているのではありません。
ヘッドハンティングと言いながらその実態は不透明・・・。超要注意と言いたいんです。
世の中そう美味しい話ばかりではありません。利用できるものは利用して良いのですが最大級の注意をはらい対応していきましょう。
勤務条件の悪さ
勤務条件が悪いために転職を考えている人もいるでしょう。
給与やボーナスが悪いために転職を考えている人もいるでしょう。
残業や休日出勤、転勤や異動、交代勤務や通勤時間など自分の希望と勤務条件が合わない場合は転職が頭をよぎります。
ただこの場合は転職してそれが手に入るかは微妙です。良く転職先の条件を見る必要があります。
それと何より転職先が自分のスキルに見合ったものなのかを良く考える必要があります。企業はあなたの能力にお金を払いそれに伴う勤務体制があるのです。
通勤距離や残業までは人によっては許容できるかもしれません。しかし給与面は生活に直接かかわり大変難しい問題でもあります。
ただし給与面で会社を選ぶ人は給与面で会社を辞めます。
まーある意味真理ですよね。「もっともっとより良く」を探してしまうからです。
やはり自分のスキル相応の給与というものを考えなければなりません。
目の前の条件を考えることは無意味ではありませんが、その前に考えることが多くあることを頭に置いておきましょう。
今の仕事が嫌い
今の仕事が嫌いで転職を考えるケースです。
これも多いですよね。
こういった動機で転職を考える場合は自分自身を分かっているかをもう一度見直してみて下さい。
できていなければ自分を理解するところからやり直して下さい。
要はどういった仕事なら好きになれるのかということです。やってみないと分からないという声もあるでしょう。
でもあなた自身がどういう仕事なら好きになれるのか・・・それってあなた自身の中にしかありませんよね。
「下手な鉄砲数打てば当たる」的にやってても転職を繰り返すことになりかねません。
十分に自分自身の適性や指向性を理解した上で仕事を選んで下さい。
まずは職種から入り企業選びをしていくと分かりやすいと思います。
人間関係や社風から逃げる
これも良くある離職理由ですよね。
でも転職理由として人間関係や社風をあげるのはおかしいといえばおかしいんです。
なぜか・・・?。
転職で解決するとはかぎらないからです。
「人間関係がうまくいかない」「社風が合わない」という理由で会社を辞めようと考える人に入っておきたい・・・。
「転職先の企業でも人間関係がうまくいくか分かりませんよ」「社風が合わないかもしれませんよ」。
当たり前ですが人間関係については求人票にも企業のHPにも書いてありませんし社風も入ってみなければ分からないことが多いのです。
運良く会社訪問ができたとしても1回や2回で分かるようなものでもありません。ハッキリ言って難しい。
そこで秘訣を・・・人間関係や社風については「うまくいくはずがない」「合うはずがない」と割り切った方が良いと思います。
そうでないとうまくいくものもうまくいきません。私も人間関係や社風で苦労した覚えがあります。
人間関係の問題は「うまくやろうという思い」「社風に合わせよう合わせようという思い」が根底にあります。
そして「うまくやれない」「合わない」と思い悩む人って感受性が強い人です。
だからこそ難しい・・・。
人間関係や社風の問題は転職では解決しにくいのが現実です。
相手が変わるのを待つのは無駄です。
あなたが割り切るか転職はやめてフリーで食っていくかどちらかだと思います。
転職理由が自分の意志の外にある
リストラや倒産、家族を含めたあなたを取り巻く環境が原因で転職を迫られるというケースです。
これは色んな事情があるんでひとくくりにはできません。
ただこれをきっかけに今までの仕事人生を振り返ってみることをお勧めします。
その上で転職となればこれはもうどう捉えるかだけです。
だってあなたはじっくりと自分を振り返って転職を選ばれたわけですから。
次項で記す転職する前に考えておきたいポイントを読まれてしっかり転職を成功させて下さい。
転職前に考えるべきポイント7選
それでは転職する前に考えておきたいポイントを見ていきたいと思います。
自分の強み弱みを明確にする
私のブログでは言い尽くした感がありますが、毎度おなじみの自己理解です。
自分を知り強みや弱みを明確にしておくということです。
これなくしては全てのことが始まらないほど超超重要事項です。
自分を理解する方法については何回も記事にしています。下に貼っておきますので是非参考にされて下さい。
自分の市場価値を知る
自分の強みや弱みが分かったら今度はあなたの市場価値を確認する必要があります。これって結構勇気がいりますよね。でも重要なことです。
客観的な自分の価値を知るにはどうしたら良いか・・・こんなものがあります。
- 求人サイト
- SNS求人
- 転職エージェント
こういったものに登録し活用することで自分の転職市場での価値を知ることが簡単にできます。オファーを待ったり仕事を紹介してもらったりが基本です。
もちろんオファーや紹介があるとは限りません。残酷な結果も当然待っています。逆に新鮮な発見がある可能性だって大きいのです。
また最近はネット上で自分の市場価値を客観的に診断できるようになってきました。
これは就職支援や人材支援会社が持つ膨大な年収データや転職データをもとにして、設問に答えることであなたの市場価値を診断してくれるものです。
自分の市場価値を知る手段として積極的に活用し今後へ活かしていきましょう。
ライフプランを構築する
キャリアプランについては記事も書いています(記事はコチラ)。
でもライフプランについてはまだ記事にしていません。
ライフプランについてはこのテーマだけでひとつの記事になるような奥の深いテーマですので今回は簡単に述べます。
ライフプラン
エヌヒロ
キャリアプランを実践していくことに合わせて、どのような暮らしを求めその暮らしをどのようにして手に入れて人生を送っていくかという生活設計をすること。
ライフプランはよくお話ししているキャリアプランと車の両輪にあたるものです。
車の両輪はどっちがかけても前には進みません。
ライフプランとキャリアプランはまさにそんな関係性にあります。
キャリアプランと合わせてライフプランを明確にしておく。転職をするにあたり超重要な視点となります。
転職市場の情報を集める
コロナ禍で先が見通せない状況が続いています。
このように先が見えない中を進むのが一番危険なわけです。それは転職市場でも同じことです。
だからこそ情報収集が大切です。
業界や職種の情報を集める
転職市場の情報と同様あなたが希望する業界や職種の情報を集める必要があります。
この情報を集めるのもそう難しくはありません。ネットでググれば数多の情報が入手可能です。
また帝国データバンクや東京商工リサーチといった信用調査会社からも有益な情報を得ることができます。
まずはHPを確認して下さい。
ポイントはこれから伸びるマーケットなのか成熟したマーケットなのか・・・このあたりに注目して下さい。
ちょっとマニアックなところも紹介しておきます。
この厚生労働省編職業分類はこう説明されています。
厚生労働省編職業分類
ハローワークインターネットサービス
職務の類似性、及び公共職業安定機関における求人・求職の取扱件数などに基づいて、それぞれの職業に対して社会的にどの程度需給があるかを考慮して職業を区分し、それを体系的に分類したもので、職業紹介事業や労働者の募集等に共通して用いるための職業分類として編集されたもの。
なんのこっちゃって感じですが・・・。
簡単に言うと職業を「大・中・小・細」の4種類に分類し職業を紹介しているものです。
その職業数なんと17,209種類!。各職種には説明付きです。
お役所が出しているものなんで無味乾燥で面白みには欠けますが利用価値はあります。
この職業分類で職種にあたり詳しくネットでググってみるのも有りだと思います。好みで活用してみて下さい。
転職計画に時間をかける
とにかく今の職場から早く逃げ出したいという思いから急いで転職先を決めてしまいがちですが、そんなことしたら成功はありません。
転職計画を立ててゆっくりじっくり時間をかけて検討を重ねましょう。
ただし時間をかけすぎてタイミングを逃すのだけは気をつけて下さい。
覚悟を決める
さーすべて準備は整いました。ここまで来たらあなたの腹は決まっているはずです。
後は覚悟を決めて行動するだけです。
ここで元マイクロソフト日本法人代表の成毛眞氏の面白い言葉を紹介します。
転職経験のない人は採用しません。だって変化への対応力を知らない人は怖いもの。保守的でチャレンジしない人、転職によって新しい知識を得ていない人、複数の社会を経験していない人は活躍が期待できない。
成毛眞
こんなコメントにも後押しされながら行動を起こしてみましょう。
きっとあなたにも変化が訪れ新しい景色が見えてくるはずです。
最後に
今回は転職する前に考えておくポイントを見てきました。
先にも話しましたが私は3回の転職経験があります。
すべてが成功だったとは言いませんが、それぞれの転職で結果を残し相応のスキルを得ることができたと思っています。
そのスキルや経験が今の私を形作っているのは事実です。
そして若者を支援しこうしてブログが書けています。それは3回の転職経験を経ているからだと思っています。
転職は難しい部分もありますが「しっかりと時間」をかけ「準備」し「覚悟を決め」て「行動」に移せば結果はついてくるものです。
もし悪い結果になったとしても得るものは大きいですよ。私はそうでした。
今後の糧に必ずなります。
後はあなたが勇気を持って行動に移すだけです。
健闘を祈ります。
最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。
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