【キャリアプランとは】必要性と目的「キャリアビジョン」達成のポイント

働き方

こんにちはエヌヒロです。

今回はキャリアプランについて考えていきます。

キャリアプランニングについては、これまでの記事でも数多く取り上げてきました。

でもキャリアプランそのものについて深く掘り下げたことはありませんでした。

そこで今回キャリアプランについて深掘りしていきます。

キャリアプランの必要性はもちろん、実際にプランニングするとき大切になる視点や考え方を分かりやすくお伝えしていこうと思います。

今回の記事では、こんなことが分かります。

  • キャリアプランの必要性
  • キャリアプランニングで重要な視点
  • キャリアプランニングの立て方

もうキャリアプランニングで迷うことはありませんよ。

キャリアプランの必要性と目的

私のブログタイトルにも使われている「キャリア」という言葉。

ひと昔前とは違い、普通に使われるようになりました。

もう随分と浸透してきている…そんな風に感じています。

ただし、実際に自分のキャリアのことを深く考えている人がどれくらいいるかは大いに疑問です。

一般的なキャリアの定義を復習しておきます。

キャリア
実際に積みあげてきた経験の数々。一般的には就職や仕事上の経歴として語られることが多い。ちなみに厚労省が示すキャリアの概念は「過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖」としている。

キャリアとは別に仕事のことだけではありません。

しかし、一般的には仕事上の経歴を表す言葉として使われています。

私も普段はそんな言葉として使っています。

私たちは日々の仕事や生活に追われていて、ちょっと立ち止まり自分のキャリアを深く考えてみることなんて中々ありませんよね。

私のブログでは「少し立ち止まりリラックスしてキャリアのことを考えてみましょう」というのをブログコンセプトにしています。

これまでにもキャリアについて色んな提案をしてきました。

そして今回はそのキャリアについてのプラン…そうです「キャリアプラン」がテーマです。

なぜ今、キャリアプランなのでしょうか?

それは、これほどキャリアプランの必要性が高まっていることは過去になかったのではないか?…と思うくらい高まっているからなのです。

なぜでしょうか?

それは、時代が大きく変化しているからです。

キャリアに関する変化のキーワードをあげてみます。

  • コロナ禍
  • リモートワークの広がり
  • 少子化・超高齢化社会
  • 同一労働同一賃金の導入
  • 黒字リストラの増加
  • 新卒一括採用の終焉通年採用の導入
  • メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ
  • 中途採用の増加
  • 副業の緩和
  • 会社が社員に行うキャリア教育
  • アラフィフ世代へのセカンドキャリアの勧め
  • 学び直しや資格取得の勧め
  • 70歳定年制
  • 人生100年時代

どうですか?

変化というより激変といった感じです。

毎日どこかで目にしたり耳にしたりするキーワードばかりです。

そんな中で私たちは日々仕事をし生活を送っているのです。

もう明日何が起きても不思議ではない社会に私たちは生きていると思いませんか?

こういった状況では、自ら意識して自分のキャリアを考えていかないといけない…。

そうでないと時代や情報の波に翻弄され、荒海に彷徨う小舟のような状態に陥ります。

そうならないためには、主体的・能動的に生きて「ありたい自分」を目指すことが最も有効な手段だと私は思っています。

だからこそ「先の見えない世の中という海」の海図とでもいうべき「キャリアプラン」が必要になってくるのです。

そのキャリアプランは、今後あなたが直面する多くの困難や変化に対する羅針盤となり、あなた自身を目的地まで連れていってくれるはずです。

キャリアプランとは?意味と考え方

ここでもう一回しっかりとキャリアプランを定義づけたいと思います。

キャリアプラン
将来の目的地【キャリアビジョン】を明確にし、目的地【キャリアビジョン】に向かって設計された(プランニングされた)具体的行動計画。今後の自分のキャリアを見える化すること。

これがエヌヒロ流キャリアプランの定義になります。

図に表すとこんな感じです。

図を説明します。

現在地が今のあなた

そこから将来の目的地【キャリアビジョン】を明確に設定

その目的地に辿り着くための具体的なキャリアの積み上げを計画

それに沿って行動する

以上を表しています。

目的地【キャリアビジョン】に辿り着くために必要なキャリアを「複数のキャリア」としていますが、これは目的地の遠さや大きさ、スキルや経験の有無によって変わってきます。

ある人は複数かもしれないし…ある人はひとつだけ…かもしれません。

ここで大切なことは目的地という「キャリアビジョン」を明確にすること。

そして、そこに向かうために「キャリアの積み上げ」が必要ということです。

ここがキャリアプランを考えていく上で一番大切なことになります。

キャリアビジョン達成のポイント

キャリアビジョン達成のポイントは以下の4つです。

  • キャリアビジョンの設定
  • 中長期的キャリアプランニング
  • 短期的キャリアプランニング
  • キャリアプランのPDCAサイクルを回す

この4つのポイントに沿ってキャリアプランニングを行っていきます。

それでは、ひとつひとつを具体的に見ていきます。

キャリアビジョンの設定

まず大切ことは、あなたの将来の目的地【キャリアビジョン】を設定することです。

キャリアビジョンとは、このように定義できます。

キャリアビジョン
自分の将来の理想像。目的地。在りたい自分。そういったものの具体的イメージ。

これは私が考えるキャリアビジョンの定義です。

まずはキャリアビジョンを明確に描くことから始まります。

  • あなたにとって「将来の理想像」とは何ですか?
  • あなたの「目的地」は?
  • あなたにとって「ありたい自分」とは?

自分自身に問いかけてみて下さい。

大切なことは、できるだけ具体的にイメージすることです。

時間がかかってもOKです。

ここはキャリアプランニングのキモになる部分なんで、時間をかけてイメージを具体化して下さい。

もうひとつ大切なこと。それはリラックスすること。

難しく考えずにリラックスしてイメージしていって下さい。

中長期的キャリアプランニング

次は「中長期的なキャリアプランニング」を設計していきます。

中長期的なキャリアプランニングで大切なことはこれです。

中長期的キャリアプランニングの重要ポイント = 将来からの逆算

そうです…中長期的キャリアプランニングで大切なことは「将来からの逆算」なのです。

ゴールから考えるということですね。

詳しく説明します。

あなたは「具体的なキャリアビジョン」を描きました。

それはあなたの「将来の理想像」…「数年後のあなた」の「目的地」であり「ありたい自分」の姿です。

「数年後のあなた【将来】」を実現するために「何をやっていくのか?」

それを「数年後のあなた【将来】」から「逆算」し「中期的」「長期的」な視点で具体的な行動計画を立てるということです。

これが中長期的なキャリアプランニングの重要ポイントになります。

言い方を変えると「将来に向かって具体的に何をしていくのか?」…ということですね。

図にするとこうなります。

キャリアビジョンの達成が何年先かは人それぞれです。

しかし、達成のための考え方は同じです。

例えば設定した将来(ゴール)が20年後としましょう。

そこから逆算して考えるのです。

  • 15年後はどうなっている必要がのか?…10年後は?
  • 5年後はどこでどうあればいいのか?
  • 1年後はどうなのか?
  • じゃー今は何をしなければならないのか?

こんな感じです。

大切なのことは将来(ゴール)から考える(逆算する)ということです。

刻み方は「5年」がイイと思います。

中期的にはどう行動していくのか?

長期的には何が必要なのか?

将来(ゴール)から今を振り返り(逆算し)行動を計画(プランニング)していって下さい。

短期的キャリアプランニング

次は「短期的キャリアプランニング」の設計です。

中長期的キャリアビジョンをクリアするための短期的な行動計画のことです。

「目の前では(短期的には)何をしなければならないのか?」ということです。

言い換えれば「直近(今)の視点」ということですね。

イメージ的には数カ月~1年内の感じです。

中長期的なキャリアプランニングが決まれば、今やることはおのずと決まってくるものです。

決まった短期的な行動計画を日々実行していくこと。

ぜひキャリアビジョンの達成に向けて踏み出していって下さい。

PDCAサイクルを回す

あなたのキャリアプランができあがりました。

でもここからが難しいんです。

それはなぜか?

キャリアプランニング通りに事が進むとは限らないからです。

キャリアビジョンまでのプロセスはもちろんですが、もしかしたらキャリアビジョン自体が変わってくる可能性もあるかもしれません。

しかし慌てる必要はありません。

なぜでしょう?

それは、何度でもキャリアプランニングを作り直せばいい…それだけのことです。

あなたが設計したキャリアプランニングを日々実行しながら「違う」と思ったら計画を書き直していく。

そんな間口の広さや柔軟性が必要です。

そうです、キャリアプランニングにも「PDCAサイクルを回す」という考え方が重要なのです。

大切なことは「今後のキャリアの見える化」です。

見える化したキャリアプランニングを修正することは、実は可能性を広げることでもあるのです

今回はキャリアビジョンを具体的にイメージするところから始めました。

そのようなキャリアプランニングですが、あまりにもそのイメージに捉われすぎると窮屈になり可能性を閉ざしてしまうことも考えられます。

キャリアプランニングを実行していくのはもちろん重要です。

しかし、しっかりと「PCDAサイクルを回し」修正を加えながら前進していく…。

そうした柔軟性を忘れないようにして下さい。

最後に

今回はキャリアプランの必要性と目的を見てきました。

未来を想像すると大きな変化がやってくるように思います。

そして嫌でも私たちはその変化への対応を迫られるのです。

しかし、しっかりと自分のキャリアプランという海図を持っていると、変化に動ずることなく対処していけるはずだと思います。

もちろん、全てがうまくいくとは限りません。

そんな時は柔軟にプランニングをやり直し、書き直していけばいいのです。

そんな柔軟性も変化に対応していくための大切なポイントです。

これからも主体的・能動的に変化を受け止める視点を発信していきたいと思っています。

最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。

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