こんにちは。
私はこれまで50代のセカンドライフということで2つの記事を書いてきました。
私から同世代へのエールであり一番伝えたかったのは行動と選択肢の拡大でした。
行動がインセンティブになりフィールドが広がり今後の選択肢が拡大すると・・・。
ところが・・・です。
まず入り口の「行動ができない」という声が多く寄せられてきました。
行動ができなのなら当然変化は訪れず選択肢の拡大もありません。
そこで今回は50代に向けて「どうして行動できないのか」また「どうすれば行動できるのか」を一緒に考えてみましょう。
50代の生き方として、やる気を出し行動するために必要なことを考えます。
今回はこんな人のお役に立ちます。
- 行動できない50代
自分を振り返りながら読んで下さい。
50代はやる気が出ない
50代は悩みや不安だらけ
前回の50代記事「50代からセカンドライフを考える【仕事・働き方編】」で書きましたが、50代になると考えることが多くなります。
実際私はそうでした。
おそらく同世代の方々も多くの悩みや不安を抱えて日々暮らしてらっしゃることだと思います。
でも私は思うんです。それって正しいと・・・。
50代になると、仕事や私生活で色んなことが多く起こる・・・そして次第にそれは大きくなっていく・・・だから悩みや不安も大きくなる。
事実、内閣府が令和元年に発表した「国民生活に関する世論調査」の「日常生活での悩みや不安」の項目では、「悩みや不安を感じている」としたのは50代が最も多い68.0%になっています。
50代になって悩んでいるあなた・・・あなたは正しい・・・50代になって悩みや不安を持つことは当たり前なんです。
だから悩んだり不安を抱えたりしていることを特別なことと考える必要はありません。
多くの人が同じように悩んでいるという認識を持ちましょう。
アラフィフ~中高年向けには「note」にも記事を書いています。良かったらぜひ!
行動してますか?
ただし悩んでいるばかりでは解決になりません。
そこを「主体的・能動的に行動し選択肢を増やしていきましょう」って書いたのが前回の記事でした。
そしてそこへの準備編ということで「ライフワークの視点」を提案したのが「50代から考えるセカンドライフの生き方【人生の後半を自分らしく生きる準備】」だったわけです。
この2つの記事は良く読んでもらってて私のブログの人気記事なんです。
どちらの記事も行動の大切さを書いています。
どうです・・・?
悩みや不安を解消するため、あなたは行動してますか?
実際は「分かってても行動できない」という人が大半です。
私の周りにもそんな人が多くいて良く相談を受けます。
でも悩みや不安を解消するための入り口であり一番大切な「行動」ができないと問題解決ができません。
そこで今回、この「行動」についてしっかり考えていきたい思います。
もちろん50代ということを念頭に置きつつです。
まずは行動できない理由を明らかにしたいと思います。
そして、どうしたら行動できるようになるのかを考えていこうと思います。
50代が行動できない理由
完全主義者
行動できない理由・・・まずは「完全主義者」です。
全てが完全じゃないと行動に移れないパターンです。
1から10まで準備して動くってイメージでしょうか・・・でも中々10まではいかないというか・・・。
50代になると完全主義者と言われるより、頭が固いと言われる方が多いかもしれません。
何でも完全じゃないと先に進めない、そのラインはその人次第なんでしょうけど、これではいつまでたっても行動できません。
なぜかって、その行動計画が完全なのか、そうでないのかはやってみないと分からないからです。
行動し評価されることで初めて不完全な部分が分かるんだと思います。
完全に準備することに「こだわる」と言う人もいるでしょう。
でも「こだわる」ってそもそも「気にしなくてもいいようなことに気持ちがとらわれること」という意味です(日本語大辞典)。
行動しないなら評価すらされません。
評価がなければ修正部分も分からずそれこそ完全にはならないのです。
行動できない理由があなたの完全主義者ぶりにあるのなら、そこを良く考えてみましょう。
自信がない
行動しない理由が「自信がない」からというのも多いですね。
自信がない理由はそれぞれでしょうけど、それを克服するには行動するしかありません。
行動し失敗する。
そしてそこを修正しまた行動する。
そうやって自信はついていくものです。
行動するのを「決めきれない」とか「あきらめた」なんていうのも「自信のなさ」からきているものだと思います。
50代になって行動しない理由が自信のなさだとすると、これまで行動してこなかった可能性が大きいのかもしれません。
行動しないと何も起きないので少なくとも失敗はありません・・・もちろん成功なんて絶対にあり得ません。
行動しないことには何も始まりません。
ずっと考えているだけで終わってしまいます。
自信をつけるためにも行動を起こしてみましょう。
必ず何かが始まります。
周りの目を気にする
次は「周りの目を気にする」です。
これはもう結果に対して「恥をかきたくない」と言ったことでしょう。
50代は特に!
こういった傾向って成功した経験が少なかったり、前項の完全主義者に良く見られる傾向です。
だから小さくてもいいんで成功体験を積む必要があります。
それには完全主義では動けない。
先ほども言いましたが行動しなければ失敗はないでしょう。
でも成功なんて当然あり得ません。
ハッキリ言います「あなたが思っているほど周りの人はあなたのことを見ていません」。
あまりにも自意識過剰になるのも考え物です。
行動に失敗はつきものです。
周りの目を気にして行動しないなんてもったいない。
可能性の損失です。
行動し可能性を広げていきましょう。
楽になりたい感
行動すると何らか変化を伴います。
そこにはストレスが生まれます。
そしてそこから逃げて楽になりたいと考えるのは、ある意味人間としては当然かもしれません。
そんな「楽になりたい感」と私は言ってますが、その思いが行動を先延ばしにします。
そうやって考えることを忘れたいと思うんですね人間は。
50代はここまで苦労してきた。
だから余計に楽になりたい感が強くなりがちです。
でも先延ばしにすると問題は間違いなく大きくなります。
先延ばしにして一時的に楽になれても問題はより大きくなって必ずあなたを苦しめるでしょう。
本当に楽になりたいのなら先延ばしするのではなく問題を解決しましょう。
行動はそのためにあるのです。
手段の目的化
「手段が目的化」して本質がずれてくることがあります。
例えば学び直しや資格取得がそうです。
何かを成し遂げるために学び直しをするわけです・・・次のステップにいくために資格取得をする。
そこでストップしてしまう人が多いのが現状です。
手段が目的化している・・・そこから先の行動がなくなってしまうわけです。
学び直しや資格取得は目標達成のための手段でしかありません。
50代になって学び直しをする人も増えてきています。
資格取得を目指すのも大いに結構です。
でも学び直しに終わりはありません。
一生継続です。
資格取得は資格を取得したときがスタートラインです。
そこから行動が始まるのです。
手段が目的化しないように注意し行動するように意識していきましょう。
学びすぎ
「学びすぎ」て動けなくなる人もいます。
知識で頭でっかちになった状態です。
学んでお腹がいっぱいなんですね。
知識や理屈だけ身につけて動かない自分を正当化します。
いわゆる認知的不協和ってやつです。
気をつけましょう。
このタイプは歳月だけは費やしてきた50代に特に多いです。
理屈っぽい50代っていますよね。
この認知的不協和、学びが中途半端なときもおきがちです。
中途半端な知識だけで動かない自分を正当化しようとします。
分かったつもりってやつです。
危険です。
ここもやはり目的を明確にする必要があります。
そうでないとついつい陥りがちになってしまいます。
気をつけましょう。
行動していくために
目標設定
まずは目標設定です。
目標がないのは海図のない航海と同じです。
目標は明確であることに越したことはありませんが、目標設定に時間がかかったり目標を明確にするのが目的になったら本末転倒です。
そこで動けなくなります。
アバウトで構いません。
目標設定のコツは手の届く目標を設定することです。
それをクリアして次の目標をまた設定する。
スモールステップでいって下さい。
できれば紙に書き出して目標を可視化しましょう。
行動すれば見えてくるものがあります。
その都度修正を加え前進していって下さい。
行動~チェック~修正(プラン変更)この繰り返しです。
情報収集
目標が決まればそこに向けて情報収集です。
先が見えないと人間誰しも行動できないものです。
行動しやすくするためには情報が欠かせません。
どこかおいしいお店に食事に行くのだって同じですよね。
できるだけ多くの情報を集めて行動できる環境を自分でつくっていきましょう。
外に出る
行動できないと引きこもってないで外に出ましょう。
人と交流してみましょうということです。
難しく考える必要はないです。
セミナーや講演会、勉強会は探せば見つかります。
気になるのを見つけてぜひ参加してみて下さい。
最近はオンライン開催も増えています。
私も先日オンライン討論会に参加しました。
SNSでも交流することができます。
アカウントさえ作ればすぐ参加できます。
最近は人と交流するのも簡単になってきています。
そういった場で価値観の合う人と出会ったり目標になるような人が見つかる可能性だってあるのです。
外に出て人に会うことで刺激をもらって下さい。
行動へのインセンティブになるはずです。
宣言する
行動することをあなたの周りに宣言して下さい。
○○のために(在りたい自分にために)私はこう行動しますと。
こうすることで行動するあなたに緊張感が生まれます。
言った手前行動しないわけにはいかない。
退路を断つ感じですね。
誰かに宣言してしまえば後はあなたが行動するだけです。
在りたい自分を実現するために行動を宣言する・・・簡単で効果的な方法ですよ!。
行動し失敗し学ぶ
私は良くキャリアプランやライフプランの話をします。
ビジョンについても記事を多く書いてきました。
中長期的なビジョンを明確にしましょうとも私は良く言います。
でも一方で中長期のビジョンなんて描ける時代ではないなんて意見も多くあります。
良く分かります。
今日新しかったことが数日後には古くなっていることだって普通にある時代です。
しかしだからこそ自分を見つめ地に足を着けるためにビジョンが必要であり、そこに向かうためのプランが必要なのです。
明確であることに越したことはありませんが、ハッキリではないにせよビジョンやプランがないことには人は動けないと私は思います。
海図も持たずに暗闇の海に出るのを想像して下さい。
私は怖いです・・・動けません。
その海図に相当するのがビジョンでありプランだと私は思うんです。
だから動ける。
行動できると。
行動するとそこから見えてくるのもがあります。
学ぶものがあります。
だから修正できるんです。
そこで初めてビジョンやプランが修正できる。
行動することで気づきが生まれるんですね。
色んなことに気づくには行動し結果を確認するしかないんです。結果を確認し修正を加えながら前進していく。そんな思考が大切になってきます。
特にインターネットが発達した現代はそういった思考法が重要です。
良くビジョンもプランも立てないし持たないって人もいます。
成功者に多いですね。
それはそれで尊重すべき考えであると思います。
でも注意が必要です。
それはそう言っている成功者のほとんど全てが「超行動的」ということなんです。
ビジョンやプラン云々の前に彼らは行動している。
直観的に。
そしてその行動を成功するまで継続する・・・決して行動を止めない。
それほどのパワーで彼らは行動しているように思います。
じゃー本当にそこまでビジョンやプランがなかったのか?・・・決してそんなことはないでしょう。
何らかの目標があり、そしてそこにコミットメントして行動し失敗し修正を繰り返しながら前進してきたはずなんです。
コミットメントの量が半端じゃない!
没頭してたんで自分のビジョンやプランにすら気づかなかった。
ある意味だから成功した。
そこに在りたい自分がなかったわけでは決してない。
そこに向けの目標があったはずです。
だから行動できた・・・私はそう思います。
大切なことは「行動し失敗し学ぶ」そしてまた行動する。
この繰り返しです。
そして「行動し失敗し学ぶ」ことは50代になっても同じです。
これって若者の特権ばかりでは決してないのです。
よく年を取ったら失敗できないなんて言いますが、そんなことはありません。
人生100年という時代になっているのです。
まだまだこれからです。
まだまだこれからと思う50代、今さら遅いと思う50代・・・あなたはどちらですか?。
この記事をきっかけに、ぜひ考えて下さい。
【お知らせ】
アラフィフ~中高年世代の「これから」については【ココナラ】でご相談も承っています。詳細は下記リンクより。お気軽にご相談下さい。
最後に
今回は行動できない50代に向けて「行動」について書いてきました。
50代になり保守的になる気持ちも分からないではありません。
でもそれでは人生100年時代を楽しく過ごすことができない環境になってきていると感じています。
何が正解かは私にも分かりません。
でも行動することが間違ってないことだけは確かだと私は思います。混とんとしている
迷ったら行動する。
50代になったら守りに入らず行動することを実践していきたいですね。
そして人生100年時代を生き抜きたいと思っています。
最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。
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