フリーランスになるには準備が必要という本質を考える

働き方

こんにちは、エヌヒロです。

前回「フリーランスの仕事探し」についての本質を見てきましたが、今回はそもそもフリーランスになるには何が必要なのかという「フリーランスになるための本質論」をお届けします。

フリーランスとして仕事を安定的・継続的に受注していくことって、実はフリーランスになる前の準備が重要であるということが、前回の記事からも分かるのではないかと思います。

ということで、今回はフリーランスになるために本質的に大切なことをお伝えしていきます。

今回の記事を読むとこんなことが分かります。

  • どういった職種でフリーランスになるか
  • フリーランスになる前にやっておくこと
  • フリーランスになるためのスキルの手に入れ方

是非読んで下さい。

フリーランスに必要なこと

私は前回の記事「フリーランスの仕事探し」で、フリーランスとして仕事を安定的に受注していくためにはどういったことが必要か?。ということを書きました。

そこで私がお伝えしたことは、フリーランスとして仕事を探していくための、言わば本質論的なことだったと思います。まだ読まれていない方は是非読んでみて下さい。

色んなことを提案させてもらいました。

でも一番言いたかったのは、フリーランスとしてだけではなく一人の「個」として生きていくための「自立した生き方への方策」であったと思っています。

自立した生き方は、私のブログの大きなテーマでもあります。

結論!。

フリーランスとして安定的に仕事を受注していくためには、フリーランスになる前の準備として次のことが「大前提」なのです。

  • 早期のキャリアプランニング
  • フリーランス向きの仕事の選択
  • スキルの習得
  • 情報発信手段の構築

こういったことができていないとフリーランスになっても苦労するだけです。せっかくフリーランスになったのに「稼げない、食えない、やっていけない、面白くない」では本末転倒です。

フリーランスとして仕事を安定的に得て、フリーランス人生を満喫していくポイントはフリーランスになる前にほぼ決まっているといっても過言ではありません。

そのためには4つの項目をクリアしておくことが大前提なのです。次項では、その大前提である4つのポイントについて詳しく見ていきたいと思います。

フリーランスになる準備

フリーランスになる前の大前提である4つの項目について順を追って見ていきたいと思います。

早期のキャリアプランニング

フリーランスになるために、まずやらないといけないのが「キャリアプランニング」です。もうこれは必須です。それも、できるだけ早い段階でやった方がベターです。

なぜか?。

それは、思いつきでフリーランスになっても成功が難しいからです。

ここで言う「成功」とは、安定的・継続的に仕事が受注できサラリーマン以上の収入を得て普通に生活ができる状態を指します。

「思いつき」や「サラリーマンが嫌」でフリーランスになっても、ここで言う「成功」を手にするのはまず難しいと思います。あなたが超高いスキルを持っていれば話は別ですが・・・。

そんな人は、このブログは読んでいないでしょう。

そこで必要になるのが事前準備なんです。そしてその事前準備でまず最初にやらなければならないのが「キャリアプランニング」に他ならないのです。

ではキャリアプランニングをいつやるのか?。可能な限り早い方がイイです。できれば社会に出る前。そう学生の頃にできれば最高ですね。

将来は「フリーランスとして働く」とか「独立する」といったキャリアビジョンをキャリアプランに落とし込み、そこへ向けた就職をするのがベストのプランニングになります。

就職後は数年に渡り日々の仕事でスキルを磨き、機が熟した頃にフリーランスや独立へのキャリアプランを実行していく。こういったロードマップを描くのが王道かと思います。

しかしそんな人ばかりでないのが世の中です。先程「思いつき」や「サラリーマンが嫌」でフリーランスになっても成功は無いなんて言いました。

でもその気持ち、分からないではないんです・・・。と言うか、良~く分かります。

じゃーそんな人はどうすればイイのか?。

答えは簡単です。そんな人こそ「早期のキャリアプランニング」が必要なんです。一刻も早くキャリアプランニングを始めて下さい。

えっ?。「キャリアプランニングってどうやればいいの?」なんて言ってません?。

難しく考えなくてOKです。

あなたのキャリアビジョン(ここではフリーランスになること)を達成するための準備期間をまず設定して下さい。時間は十分かけた方がベターです。

できれば3年程。

そしてあなたが設定した時間の全てをキャリアビジョン達成(フリーランスとして独立)に向けて使って下さい。

年齢は関係ありません。だってフリーランスの年齢構成は40歳以上のミドル・シニア層が全体の7割を占めるという現実があるんですから(フリーランス実態調査より)。

要はフリーランスになりたいと思ったら、できるだけ早くキャリアプランニングを行いフリーランスになるというキャリアビジョンを設定しキャリアプランを実行していくことが重要なんです。

そしていつも言ってますが、キャリアプランニングをやる際に一番大切なことは「自分のキャリアの棚卸し」です。キャリアプランニングはここから始まります。

「自分のキャリアの棚卸し」=「自己理解」。ここを分かった上でキャリアプランニングを描いていって下さい。

自己理解やキャリアプランニングについては以下の記事も参考にして下さい。

フリーランス向きの仕事の選択

キャリアプランニングが決まったらと言うか、キャリアプランニングと同時並行的に決めなければいけないのが、どういった職種でフリーランスをやっていくのかということです。

ここでのポイントはズバリ「フリーランス向きの仕事を選択する」ということです。詳しく見ていきます。

フリーランス向きの仕事とは

フリーランス向きの仕事ってどんな仕事でしょうか。その仕事をお伝えする前に、フリーランスとしてどんな産業の仕事をやっていくのか。これが超重要です。

なぜなら、あなたがフリーランスになって安定的に仕事を受注していくためには、企業があなたに発注する仕事を豊富に持っているということが絶対条件です。

もし仕事がなければ、あなたに仕事が回ってくる可能性は当然低くなるのです。

思い出して下さい。コロナ禍でその影響をもろに受け仕事が無くなり売上げダウンした企業と、そのコロナ禍がプラス要因となり売上げアップした企業があったことを。

コロナ禍という特別な要因でなくても、時代の流れに乗っている産業と、その流れからこぼれ落ちている産業が確かにあるのです。

選ぶべきは明白。これから伸びる産業を選ぶべきです。まちがっても衰退産業は選ばない。

ハッキリ言ってこの仕事選びの時点で、フリーランスとして成功するか成功しないかは決まっているといってイイと思います。

それじゃーこれから伸びる産業ってなに、衰退産業ってなにって話になります。

そんなこと踏まえて「フリーランス向きの仕事」を選ぶポイントをまとめます。

  • 伸びている産業の仕事(職種)
  • 衰退産業を選ばない
  • リモートワークできる仕事(職種)

この3点です。この3点を常に頭に置いて下さい。それぞれ見ていきます。

伸びている産業の仕事(職種)

フリーランスとして安定的に働いていきたいのなら「現在伸びている」もしくは「今後伸びる」産業を選ぶようにして下さい。

フリーランスが選ぶべき伸びている産業、これはもうIT/Web関連の仕事しかありません。こういった産業に関わる仕事は今後伸びていくことがハッキリしています。

またシステム構築後も運用や保守といった部分で仕事が発生する可能性が高い。実はこれが大きい!。

なぜかって保守点検は定期的に絶対必要なんです。これを請け負うと安定的な収入になります。できれば、ここまでをパッケージ化して仕事を受注するスキームを作り上げて下さい。

具体的な職種は直接求人を調べた方がイイと思います。なぜ求人を調べるのかについては、前回の記事

をご覧下さい。フリーランスになる前に「求人」をもとに仕事や職種の市場調査を必ず行って下さい。

私が個人的にお勧めするのは「セキュリティエンジア」「データベースエンジニア」です。

前者について、セキュリティ問題は今後大きくなるばかり。なのに絶対数が少ない。後者はビッグデータの活用が求められるこれからの時代に必須の仕事だからです。参考までにお伝えしておきます

衰退産業を選ばない

つい最近、日経新聞の記事にこんなのがありました。

「世界シェア首位、日本勢7品目に減少、成長の波乗れず」

この記事のポイントは、日本企業の世界シェア首位の品目が7品目に減ったってこと以上に、CMOSセンサーと偏光板を除く5品目(携帯用リチウムイオン電池、マイコン、自動2輪、デジタルカメラ、A3レーザー複写機・複合機)の市場は2019年にマイナス成長だったということです。

うーん???。日本大丈夫か?。今後どうなるのって感じですね。

何が言いたいかというと、こういった市場が小さくなっている(衰退している)産業にフリーランスとして身を置いても、仕事は無いし食っていけないってことなんです。

フリーランスで食っていきたければ、そのことを常に頭に置き産業界の動向にアンテナを立てておいて下さい。

リモートワークできる仕事

これからフリーランスになるのなら「リモートワーク」できる仕事を選んで下さい。

今回のコロナ禍で色んなことが分かってきました。一番大きかったのは、多くの仕事でリモートワークができるってことが分かったことです。

そしてリモートワークとフリーランスは親和性が高い。また先程上げた「フリーランス向きの仕事」とリモートワークの相性はバツグン!。答えはハッキリしています。

また今回のようなコロナ禍でも、IT/Web関連の仕事は圧倒的な強さを見せています。

このように、リモートワークできる仕事といった側面からもフリーランス向きの仕事は見えてくるのです。

スキルの習得

将来的にフリーランスを目指していて、現在フリーランス向きの仕事を会社員としてやっている人は、そのスキルを磨き上げていって下さい。そして私のブログ記事を読んで準備を進めて下さい。

まだまだスキルが足りない、スキルを持っていないという人は学びが必要です。

どうやって学ぶかですが、IT/Web関連の仕事をしている会社員の人は、今の仕事を一生懸命やりスキルアップして下さい。

残念ながら現在の仕事環境がIT/Web関連ではない人は、フリーランスにならない方がイイです。どうしてもなりたいって人は、相応のスキルを習得した後に転職し実務経験を積む必要があります。

習得するためには講座を利用するのが早いです。費用はかかりますが職種的に取り返すのも早いはずです。中には転職まで面倒見てくれるところもあります。

本気で将来フリーランスとして働きたい、フリーランスで生きていきたいと思う方は検討するべきでしょう。

情報発信手段の構築

前回の記事でもブログによる情報発信について触れました。そんな情報発信の場をフリーランスになる前に構築しておくことをお勧めします。

そしてブログでもSNSでもイイんですが、あなたが目指すフリーランスの世界観をフリーランスになる前から発信するようにして下さい。

情報発信の場を持つことにより、フリーランスとしての信頼の構築や仕事の受注に役立つばかりでなく、「紹介が紹介を呼ぶネットワーク作り」という仕事の複線化にも活用していけるはずです。

フリーランスになってからは仕事の処理や受注に向けての活動等、忙しい日々が待っています。こういったものは、できる限りフリーランスになる前に作り上げておくべきです。

フリーランスになるというキャリアビジョンを設定したら、情報発信手段の構築もセットにしてキャリアプランニングの中に落とし込んでいきましょう。

最後に

いかがでしたか?。前回と今回、2回にわたりフリーランスの本質について考えてきました。

働き方の多様化に伴い、これからフリーランスが活躍するフィールドは増えていくと私は思っています。そして、フリーランスにチャレンジする人も増えていって欲しいと願っています。

そういった流れができていけば、「個」として自立した働き方が社会でも認知されると共に、結果的に働く人すべてにとって働きやすい世の中になるのではないかと思っています。

私のブログは、主体的・能動的な働き方や生き方をし「在りたい自分」を目指すことを標榜しています。フリーランスという働き方は、そういった考え方にも近いスタイルではないかと考えています。

これからも積極的に自立した働き方や生き方について発信し、皆さんと一緒にその方法論を考えていきたいと思っています。

最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。

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