こんにちは。今回は「勇気」について考えていきます。
何をするにも「勇気」が必要です。考えに考えて考え抜き、いざ行動する時に必要なもの・・・それが「勇気」です。
分析や準備、そして計画も大切です。でも最後に背中を押してくれるのは「勇気」なんです。私たちは「勇気」がないと動けません。
今日はそんな「勇気を出す方法」について考えていきましょう。
これであなたもきっと踏み出せるはずです。さー「勇気」を持って行動を起こしましょう。
今日の記事はこんな人のお役に立ちます。
- 勇気の出し方を知りたい人
- 勇気を持ちたいと思っている人
- 勇気がなくて行動できない人
- 勇気を出せず自信を失っている人
こんな人は必見です。
勇気とは~その意味・必要な背景
勇気とは
勇気とは・・・なんでしょうか。
勇気
三省堂 大辞林 第三版
物事を恐れない強い心。勇ましい意気。
辞書にはこう書いてあります。
こうして見ると物々しいものがありますね。でも日常生活で勇気が必要なことって良くありますよね。
例えば、
- 人助け
- 誰かを注意したり叱るとき
- 何かに対し手をあげるとき
- 愛の告白・プロポーズ
どうですか・・・こんな時ってそれなりに勇気がいりますよね。
こうして見ると「勇気」とは、私たちが感じる「不安」を越えて「行動する」ことを後押しする気持ちや強い心を言うようです。
勇気がないとできないことって日常生活ではもちろんのこと、仕事や生きていく上で大変多くあるように思います。
ちなみに勇気の反対って「臆病」なんですが「臆病」についても辞書で見てみます。
臆病
三省堂 大辞林 第三版
①気が弱く些細なことをも怖がってびくびくすること。
②突然の出来事によってすっかり慌て驚くこと。
私は基本的に臆病で心配性なんで余計に分かります。
でも「臆病」であることは「勇気」がなくても乗り越えられるような気がします。
なぜか・・・?。
だって事前に準備したり情報を得ることで「臆病」にならずに済むからです。そうすることで臆病風に吹かれることはありません。
完全とは言わないまでも事前準備をし情報を得ることで、ある程度「臆病」というものを払拭できるはずです。
では勇気についてはどうでしょう。
臆病を払拭すれば勇気は必要ないのか・・・?。「物事を恐れない強い心、勇ましい意気」はいらないのか・・・?。
そうではない気がします。
やっぱり勇気は必要なんです。ではなぜ勇気が必要なのか。次項で見ていきたいと思います。
勇気の必要性
勇気の必要性を考えてみます。
人によって「勇気なんて必要ない」って言ってる人もいるみたいです。
そんな人が言うのは「最初の一歩を踏み出すだけ」って言うんです。でもその最初の一歩を踏み出すのに勇気が必要なんです。
例えば「もし勇気がなかったら」って考えてみましょう。
前項で勇気が必要な場面を何点かあげました。
どうですか・・・?。あげたのは4つなんですが・・・こういうのができないわけです。するとどうなるのか・・・?。
簡単です「あなたがあなたらしくなれない」ということです。
逆に言うと勇気が必要なのは「あなたがあなたらしく在るため」なんです。あなたがあなたらしく生きていこうとするとき勇気は絶対に必要になってくるんです。
私は何もランボーやカウボーイになろうって言ってるんじゃありません。
仕事をしていく上で、また人生をあなたらしく生きていく上で必要最低限の勇気を持って生きていこうと・・・そう言いたいだけ。
その方が伸び伸びと自分らしく生きれて楽しいですよね。
色んな出来事や状況で勇気が試されます。
ちょっと勇気を持つだけであなたの世界は変わっていくでしょう。窮屈でなくあなたらしく生きていけるはずです。
勇気を押しつけるつもりはありません。
ただ勇気について考えるきっかけになってもらえれば・・・それだけです。
もう一度言います。「あなたがあなたらしく在るため」に勇気が必要なんです。
勇気の種類
私たちが仕事をする上で、そして生きていく上で必要な勇気を見ていきます。あなたはどの勇気を持っていてどれを持っていませんか?。またどの勇気を持ちたいと思いますか?。
考えながら読んでいって下さい。
ここでは15の勇気をあげています。
- 決断する勇気
- 断る勇気
- 捨てる勇気
- 学ぶ勇気
- 聞く勇気
- 認める勇気
- 求める勇気
- 発言する勇気
- 振り返る勇気
- 引き返す勇気
- リスクを取る勇気
- あきらめる勇気
- 嫌われる勇気
- 恐れる勇気
- 生きる勇気
ひとつひとつ詳しく見ていきます。
決断する勇気
決断するには勇気が必要ですよね。
覚えはありませんか?。
決断することは何かを捨てることです。当然ストレスが伴います。
私たちは日々決断の連続です。常に決断を迫られていると言っても過言ではありません。
そんな中でより良い決断を勇気を持って下せるよう決断と向き合っていきたいものです。
断る勇気
これもやっかいです。
断ることについては「断ることを学び自分らしく生きよう 断る技術6選」という記事も書いています。
断ることがなぜやっかいなのか・・・?。
それは相手との関係性が絡んでくるからです。そのために余計複雑な感情が入り込んできてしまいます。
そんなときどうするのか・・・?。
もう勇気を出すしかないわけです。「断る技術」を学び勇気を発揮していく。それしかありません。
断ることで手に入るものは大きいはずです。
「あなたらしく」「自分らしく」在るために断ることが必要な場面は数多くあります。勇気を持ち断るということを考えていきましょう。
捨てる勇気
断捨離という言葉がありますよね。
私の妻は断捨離のマイブームで色んなものを躊躇なく捨てています。でも決して何も考えていないわけではないはずです。
だって捨てるには勇気がいるからです。
捨てるものといっても色々ありますよね。それこそ妻が断捨離してる「不要なもの」とか、もしかしたら「人間関係」なんてこともあり得ますね。
その全てに捨てる勇気が必要です。
捨てるものに対しても人は色んな感情を持っています。そこをどう切り離していくのか。やっぱ勇気を出して「断つ」しかなさそうですよね。
必要なのは・・・やはり捨てる勇気ですね。
捨てる勇気についてはコチラの記事にも書いています。ぜひ読んでみて下さい。
学ぶ勇気
学ぶにも勇気がいります。「???」って人が多いかも。
学ぶことになぜ勇気が必要なのか。
だって自分でできることは限られています。だから「人に学ぶ」ってことが必要になってきます。
別にお金をかける必要はありません。身近な人に学んでいいんです。でもその身近な人が若い人だったらどうですか・・・?。
あなたは素直に若者から学べますか?。たぶんあなたが知らないことをいっぱい知ってますよ、彼・彼女らは。
私は若者のキャリア支援をやってます・・・。彼・彼女らから学ぶことは多いです。
大人だからとか年上だからとか言わず、勇気を持って人から学んでいきましょう。知ったか振りなんてもったいない。
いくつになっても・・・年を取っても、素直に学ぶ謙虚さが欲しいですね。
さー勇気を出して学んでいきましょう。
聞く勇気
次は聞く勇気です。
よく言う「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ってやつです。
自分で考えて考えて考え抜いたあげく、分からないんだったら勇気を持って人に聞きましょう。ほんのちょっと勇気を出すだけです。
知らないことが恥ずかしいことだなんて思い込みかもしれません。恥と無知を比べるなら無知の方が恥ずかしいでしょう・・・やっぱり。
だったら勇気を持つことです。
しかもこの勇気は一瞬だけです。そうです勇気を出して聞きましょう。
認める勇気
認めることも勇気がいります。
認めるということは「受け入れる」と言うことです。簡単ではないですよね。簡単ではないけど大切なことです。
私は「多様性」という言葉が大好きです。
多様性に富んだ社会を作っていくためには色んなことを認めて受け入れていく必要があります。
そのためには勇気が必要です。
自分と違う価値観を認めていかなければなりません。
これからますますグローバル化は進みダイバーシティーが叫ばれていくことでしょう。
勇気を持って他を認めていく。そんな社会にしていきたいですね。
求める勇気
ハイ・・・求める勇気です。
日本人は謙虚さが美徳なんで何事も「控え目」って感じですよね。でも「ここ」って時にはやっぱり勇気を出して求めるべきでしょう。
何を求めるかは人それぞれです。
あなた自身の「ここ」っていう時に勇気を出して求めていきましょう。
発言する勇気
思ってても発言を遠慮しちゃうときってありますよね。
色んな思いで遠慮しちゃいます。私も覚えがありますよ。
でも発言を遠慮したことでずーっと胸につかえが残ったことってありませんか?。「あのとき言っとけばよかった」って思うこと誰だってありますよね。
だから次回はちょっとだけ勇気を出して発言してみましょう。
そうすれば胸のつかえは感じないかも。「すーっと」するはずです。是非お試しを。
振り返る勇気
行動することは大切ですが進んでばかりではいけません。行動したら「振り返る」勇気を持ちましょう。
そうすることで次の行動がレベルアップするはずです。今のあなたからステップアップしたあなたへ変化するはずです。
それには「振り返る」必要があります。
ちょっと立ち止まり勇気を持って振り返る。そんな余裕のある人生を送っていきたいものです。
引き返す勇気
振り返って進むのが難しいと判断したら勇気を持って引き返しましょう。
それは敗北ではありません。
勇気を持って引き返した経験は次に行動するための勇気となっていきます。
登山でも良く引き返す勇気って使われますよね。「冒険とは生きて帰ること」・・・尊敬する植村直己氏の言葉です。
そうです引き返す勇気・・・是非身につけたいものです。
リスクを取る勇気
「リスクがねー」って良く聞きます。
でも何をするにも実はリスクはあるんです。車の運転だって常に事故のリスクを伴っています。
リスクを恐れてばかりでは行動に移れません。もちろん事前の準備や情報収集が欠かせないのは言うまでもありません。
何も考えず行動してしまうのはただの「蛮行」にすぎない。
私たちはしっかりと準備をしじっくりと情報を入手した上で行動に移らなければならないのです。ただしそれでもリスクはゼロにはならない・・・そこを埋めていくのが勇気なのです。
リスクに向き合いながらリスクを乗り越え行動に移る・・・そんなリスクを取る勇気を手に入れていきましょう。
あきらめる勇気
頑張りぬいてダメだったら勇気を出してあきらめましょう。
それでいいんです・・・あなたは頑張ったんだから。
でも頑張っただけではダメです。行動の後には振り返る必要があります。そこでも勇気が必要でしたね。
勇気をもってあきらめたら気持ちを切り替えて次の行動に移るのです。そしてあきらめることで得た経験を次の勇気に活かしていきましょう。
嫌われる勇気
これは辛いことですが状況によっては必要になることです。
誰かが嫌われ者にならないといけない時ってありますよね。大変な勇気が必要です。
ストレスMAXって感じですが得ることも大きいと思います。
私たちは嫌われる勇気も時には持つ必要があります。
辛いですが現実です。しっかりと受け止め勇気を持って対処していきましょう。
恐れる勇気
相反する言葉が並んでいるようですが実際「恐れる勇気」は必要です。
恐れることを知らなければ「暴走」するだけになってしまいます。
ある意味「暴走」するのは簡単です。何も考えず何も恐れず突っ走るだけなんですから。
でも「暴走」ではなくそれをしっかり制御することで「挑戦」に変化させる。そのためには恐れる勇気が必要なのです。
しっかりと考えしっかりと恐れる。そんな勇気も時には必要なのです。
生きる勇気
最後は生きる勇気です。
勇気の勇気たるところをもっとも問われるのが生きるということでしょう。
生きていくのは困難の連続です。
でもその困難が私たちを成長させてくれるのです。私たちは勇気を持ってその困難を乗り切らなければなりません。
当たり前のことを当たり前にやることも生きることです。それだって勇気がいるんです。
勇気を持って生きていきましょう。そしてこの変化の大きい時代をサバイバルしていきましょう。
勇気の出し方6選
ここからは勇気を出す方法を見ていきます。
まず勇気を出す方法を考える前段階として「勇気を出せない」「勇気がない」「臆病風に吹かれる」「尻込みしてしまう」について「なぜなのか」を考えてみましょう。
「なぜか」を列記してみました。
- 恥ずかしい(羞恥心)
- 自信がない
- 不安だ
- 怖い(恐怖心)
こんな感情が先に立つからではないでしょうか。ではここを克服すれば勇気を手に入れることができるはず。
こうしてみるとなぜ勇気を出せないか・・・を考えるキーワードとして「自信のなさ」があげられます。
自信のなさが勇気のなさにつがっているのではないか・・・そう考えられます。
この辺りを頭に置いて勇気を出す方法を見ていくことにしましょう。
勇気が必要だったことを書き出す
「なぜそのとき勇気を出せたのか、なぜこのときは勇気を出せなかったのか」を紙に書き出しながら自己分析していって下さい。
勇気が試される場面は多くあるはずです。
勇気を出せた部分はより伸ばしていきましょう。勇気を出せなかったことについては「なぜ」なのかを振り返ってみて下さい。
この記事を読んでもらえれば「なぜ」に対する答えは出るはずです。そして徐々に自分を修正していくようにして下さい。
自分の信念に対し強くコミットする
「自分のやりたいこと」「思っていること」「考えていること」・・・そう「信念」に対して本気でコミットすることは一歩を踏み出す勇気につながります。
もう一度あなたが「やりたいこと」「思っていること」「考えていること」に対し意識を向け「本気度」を自問自答して下さい。
できないのは勇気がないからではなくあなたの信念の欠如や認識の甘さから来る「思い込み」なのかもしれません。
自信をつける
当たり前のことですが勇気を手に入れるには自信をつける必要があります。先程も書きましたが勇気を手に入れるため「キモ」でもあります。
「自信をつける方法」はコチラの記事に詳しく書いています。
是非じっくり読んで参考にして下さい。
最悪の事態を想定しておく
「臆病」の箇所でも少し書きましたが、準備と情報収集をできるだけ進めて最悪の事態を想定しておくのです。
私はこのタイプの人間で事に当たるときは必ず最悪の事態を想定して動きます。
もちろん想定外のことが起こる可能性はあります。
でもできる限り最悪の事態を想定し準備をし情報を仕入れることで気持ちに余裕が生まれ行動しやすくなります。
「最悪の事態を想定し」「行動して」「それを振り返っていく」。この繰り返しが勇気を出すことにつながっていくのです。
メンタルを鍛える
これについては「場数を積む」に尽きます。とにかく多くの場数を積むのです。
場数を積むことである程度「不安をコントロールする方法」が分かってくるはずです。
こればかりは自分に合った方法を自分で見つけるしかありません。
「勇気を持つこと」についてコミットし、色んな状況を経験し場数を踏むことでメンタルは強くなっていくのだと思います。
勇気のある人を真似てみる
あなたの周りに勇気を持った人はいませんか?。
もしあなたに「あの人は勇気がある」と思えるような人が身近にいるのであれば是非その人にインタビューを試みて下さい。
そしてその人の行動様式や考え方の真似をしてみるのです。
全部真似る必要はありません。
あなたが受け入れられるところからでOKです。そこから少しずつステップアップし勇気を手に入れて行きしょう。
このようなロールモデルが身近にいること自体あなたの貴重な資産です。資産を活用しない手はありません。
大いに活用していきましょう。
最後に
今回は勇気について見てきました。
尚、勇気を手に入れることを焦る必要はありません。何事もスモールステップです。
人間は慣れの動物です。徐々にステップアップし色んな状況に慣れていけば勇気は必ず手に入れることができるはずです。
ここで勇気に関するアドラーの言葉を贈ります。
人は「貢献感」を感じ「自分に価値がある」と思える時にだけ勇気を持つことができる。
アルフレッド・アドラー
この言葉の意味をそれぞれがそれぞれの思いで感じ取り、勇気について考え、勇気を手に入れることができるように願っています。
最後まで目を通してもらいありがとうございます。
また次回お会いできることを楽しみにしています。
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